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鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
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ドコモが支配するインド、勝ち組中国との比較

ドコモは中国にそれほど注力した政策は採っていない。
しかしインドや周辺アジア諸国にはかなり積極的に展開している。
特にTATA DOCOMOは失敗続きだったドコモの海外投資を屈返し、ここ最近では大きな成功例となっている。

先日のWIRELESS JAPAN 2010の記事についていた写真がドコモからの正確で最新の情報が載っており
非常に参考になる。

TATA DOCOMOは2009年4月に出資、6月にGSMサービスを開始。
この一年間で3600万回線が7000万回線に倍増というのだから驚きだ。
純増一位続きだったソフトバンクが数年かけてやっと1500万→2000万だというのだからTATA DOCOMOが
どれほど伸びているのか分かるだろう。

インドは中国についで世界第二位の人口を抱える巨大国家。
中国と比較をしてみる。

      面積        人口
中国  9,596,960km²  1,345,751,000人
インド  3,287,590km²  1,198,003,000人

人口は13.5億人の中国と12億人のインド、一位と二位とは言え大して変わらない。
話を単純にすると、中国の1/3の面積に中国と大して変わらない人口が暮らしているのがインドというわけだ。
人口密度が3倍。

冷静に考えると携帯電話事業をするに当たって人口カバー率100%を目指すなら、インドのほうが3倍効率がいい。
インドはその上で中国と大して変わらない人口がユーザーになる。

TATA DOCOMOの話に戻ると、5月の時点で7000万人で11.4%のシェア去年6位だった順位は5位へと繰り上がった。
この数字からインドの携帯普及数を計算してみる。

7000万(11.4%)→6億1403万(100%)

つまりインドの携帯普及数は約6.1億台というわけだ。
では過去の数字はどうか。

3600万(8.9%)→4億0449(100%)
7000万(11.4%)→6億1403万(100%)

一年前の数字から算出するとインドではこの一年で2.1億回線が純増したことになる。
余りすご過ぎてちょっとうそ臭いというか、本当ならとんでもないことが起きていると言わざるを得ない。

その熾烈な争いの中でTATA DOCOMOはシェアを6位から5位に上げた訳で、勝ち組であり大手にのし上がる
チャンスをうかがえる位置についたことは間違いない。

TATA DOCOMOは
Tata Teleservices Limited(タタ・テレサービシズ リミテッド、TTSL)
Tata Teleservices Maharashtra Limited(タタ・テレサービシズ マハラシュトラ リミテッド、TTML)
の二社をドコモがそれぞれTTSLを26%、TTMLを12.12%株式取得している会社でありTTMLの37.7%の株式を
TTSLが持っており、TTSLを通じてもTTMLはドコモの影響力はある。

ドコモのTTMLへの影響力はTTSLの37.7%とドコモの12.12%を併せて49.82%、ほぼ半分を掌握していることになる。
この二社を併せてインドのほぼ全土へのサービスを行っており、今後が期待される。

TATA DOCOMOは人口密集をしている中西部を中心に3G電波の周波数を獲得しており、日本で得た3G関連の
技術やノウハウをふんだんに投入する可能性もある。あわよくば国産端末もソフトの入れ替えだけをして
そのまま輸出出来るようにすることも可能だし。蜜月なメーカーに商売のチャンスを提供することも
出来るかもしれない。

また今後日本でLTEを普及させれば、そのノウハウや機材をそのままTATA DOCOMOに提供して外貨を
しっかりと掴むチャンスにもなる。(TD-LTEになる可能性も有りうる)

もし中国に進出をしていたのならこんな結果にはなっていない。
中国は市場としては非常に美味しいが、その分国家が大きく壁として立ちはだかっている。
特に通信等のインフラや情報産業に対しての壁はGoogleの件を見てもとても厚い。
しかしインドはドコモが大きな出資が出来るように自由経済が広がっている。

しかも人口は両国とも大して変わるわけではない。
変わるのは国土の面積と言語の壁だけだ。
インドは公用語として英語が使える。
しかも教育水準が異常に高く、日本で9x9迄しか教えない所をインドでは99x99まで暗記させる。

中国の陰に隠れがちな所のインドだが、ここでいいポジションを押さえたドコモは何度目かの正直を
得たのではないかと思う。この調子でアジア各国の支配力を強めてもらいたい。
関連記事
  1. 2010/07/21(水) 19:35:51|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<中国発の3.9G「TD-LTE」の威力 | ホーム | HTC Desireが販売終了、ここまでやる気が無かったのか>>

コメント

チャイーナはオッカナイ??

そうですね。バブル経済の頃から中国(特に本土)へ進出を目論んだ企業が、悉く金と技術を略奪されたようなもんですから。クルマ産業なんか特にそんな感じだったような。


中国は成功すれば旨味のある市場なのは確かでしょうが、同時にリスクも(かなり?)。

アジアを外堀から仲間にしていく戦略は正解だと思いますよ。iチャネルやマンガ動画とかも輸出したいみたいで。流石はドコモ、海外でもパケ死ユーザーを産み出すつもりか?( ̄▽ ̄;)
  1. URL |
  2. 2010/07/23(金) 04:50:09 |
  3. どこも族 #c/PM1KLI
  4. [ 編集]

>どこも族さん
私は初めはソフトバンクのように中国にももっと力入れようよって思っていました。
しかしこの成功を受け、ドコモはかなり広い視界を持って動いていたんだなって思い知らされました。
インドだけでなく、そこを拠点としたアジア各国を制覇していたんですよね。
なんで、この調子でNTSC-VHSを採用してる国々を携帯をまずドコモ色に染めた上で
まとめてISDB-Tmmを広げて欲しいなと思っていたりします。
  1. URL |
  2. 2010/07/23(金) 21:07:37 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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