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Tモバイル、42MbpsのHSPA。日本の参考になりそう

Tモバイル、42MbpsのHSPA+を展開か - 4Gをめぐる米通信事業各社の動き
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201007091410.html


この記事から見えるアメリカのキャリアの状況は以下の通り。

1位 ベライゾン・ワイアレス 11月からLTEネットワークを25~30都市で展開、1億人をカバーする計画
2位 AT&T HSPA+ネットワークで今年中に2億5000万人をカバー、2011年にはLTEを展開する予定
3位 スプリント・ネクステル 自社のWiMAXネットワークを今年中に80都市で展開、1億2000万人をカバー予定
4位 Tモバイル 2011年に自社HSPA+ネットワークを42Mbpsにアップグレードすることを検討、現行は21Mbps

一位と二位は今年来年中にはLTEを立ち上げる。
二位と四位はHSPA+ネットワーク稼動中で四位はHSPA+で42Mbpsを検討。

似て非なる日本とアメリカのキャリアの状況だが、シェアが低位のキャリアほど見かけの速度にこだわっている。
3位のスプリントはWiMAXで名実共に速度を叩きだせる状態だし、4位のTモバイルは実効速度は未知数だが
HSPA+で42Mbpsを投入をする事を検討している。

しかしLTEが意外と安く提供できそうなのでHSPA+で42Mbpsを提供した所でLTEに比べて安上がりなのかどうかは
未知数という状況になってきた。

新物が異常に高いというイメージは、W-CDMAの立ち上げ時期に築かれたものだ。
W-CDMA系は元から高価になる事が前提とした複雑奇怪な規格だ。
当時のプロセッサの処理能力では重たい規格だった。

しかしLTEは当時のW-CDMAほどは時代に対して重たい規格ではない。
基地局だって初めからコン柱に設置できるようなタイプも完成しており、そのおかげで機器の価格も工事代も
W-CDMAの立ち上げ当時からすれば極端に安く基地局の設置が出来、端末も安くなる可能性が十分考えられる。

3G→3.9Gは2G→3Gの時と同じように考えてはいけない。特に日本では。
当時は国内ではPDC→W-CDMAと後方互換性がなくしかも今以上に重い規格だったのに対し、
今回は前回ほど重く無い上に、後方互換性が取れる規格だ。
基地局もとにかくエリアではなく、トラフィックを考慮したゆったりとした計画を練ることが出来る。

機器的にはLTEもHSPA+もそろそろ変わらなくなってきているので実はHSPA+で42Mbpsをしたほうが
不利になる可能性が高いのではないかと私は踏んでいる。42Mbpsを実装するにはMIMOかマルチキャリアの
どちらかを生かす必要があり、それは基地局計画に対して大いに影響を与える。

ならばW-CDMAは既存のままにしておいて、LTEの設置と調整に注力したほうが結局コストが少ないのではないか
と私は考えている。LTEとHSPA+で42Mbpsを出すことのコストがマンパワー的にも金銭的にも大してコストに
違いが無いだろうと考えている。数が少ないうちはそう違いは無いかもしれないが、きっと数が増えて
人口密集地域でエリア境界が増えてきた時に42Mbpsを開始した事を大いに後悔するだろうと私は考えている。


さてそれを日本に当てはめるとイーモバイルとソフトバンクがHSPA+で42Mbpsをする事を表明している。
下位キャリアが42Mbpsに手を付けるところはアメリカと全く同じだ。
イーモバイルは国内で唯一21Mbpsを提供中だが、対応端末は未だにD31HW唯一つのみだ。
他は全て7.2Mbps以下でしかない。要は国内の21Mbpsはほぼ見せかけでしかない状態だ。
もしかするとアメリカでも・・・という気がしないでもない。
結局WiMAXに規格速度で宣伝負けしないようにサービスを提供しているだけのように思う。
42Mbpsだって似たような状況になるのではないかと考えている。

それを裏付けるように大半が7.2Mbpsの端末でしかないはずなのに、混雑により帯域制限を開始する値の
引き下げを行っている。7.2Mbps端末で既に容量不足を起こしているわけだ。
ドコモが長らく7.2Mbps以上を対応しない理由はここにあるのだろう。


世界でもそうだが、日本でもLTEやその他の高速通信が始まっても結局混雑するのはルーターや
ゲートウエーで、無線部は意外とそう簡単には輻輳しないのではと考えている。
今でも無線部よりもサーバー部がボトルネックになっており、ドコモだってXperiaが出た時はmoperaが
落ちた。ソフトバンクはpanda-worldでやっぱりドメ携やXシリーズとネットワークを分けてある。

無線部は大丈夫、でもサーバーはまだまだ追いついていない。
10Mbps以上が出る規格に使用されるサーバは相当強靭なものが要求されることになる。
ドコモはXperiaで経験したダウンがいい予行演習になっただろう。
ソフトバンクもイーモバイルもいい経験を積んでいる。

ネットワークは大丈夫でもサーバーが詰まっていては何もならない。
各キャリアには万全の体制で臨んでもらいたい。
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  1. 2010/07/12(月) 19:38:11|
  2. 携帯
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