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鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
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余りに悲惨、各社上り速度・マップ再検証

携帯の上り速度は余り重要視されることは少ない。
携帯は入力装置という側面よりもパソコン等で作ったデータを持ち出して出先で確認したり、検索して
調べたりという使い方を想定している為だ。上りはメールを送る等下りに比べて需要が少ない。

なので各社スタイルによって上りの取り組みが全く違う。

まずドコモ。
送信時最大5.7Mbps対応エリア~ドコモ(2009年12月末現在)

マップタイプではなく、対応エリアの羅列で現されている。
ほんの一部の主要な施設と後は駅周辺の対応に留まる。
去年12月現在での情報だ。

これを見るとドコモは上りの整備に非常に消極的だ。
次世代ネットワークのLTEに上りを託すようだ。
W-CDMA上での高速化はコストが高いのだろうか、ドコモのLTEの展開速度はそれほど速いわけではない。
都市部の一部だけしか上りが高速化されていないのでこのままだとドコモの上りは長期間遅いままで放置と
いうことになる。

携帯だけなら大きな画像を撮影して送るときぐらいしか問題にならないが、ドコモにはPC定額という
存在がある。下りではドコモの将来性は非常に期待できるがこのままだと上りはイーモバイルやauに
大きく引けを取ることになる。ずっとそのままとも思えないが、実はLTEの早急な全国展開を裏計画として
もっているとか、LTEが遅れる場所はW-CDMAの上りを高速化するなり何らかの展開を期待するしかない。

次にau。
受信最大3.1Mbps、送信最大1.8Mbps 対応エリア~au(2009年6月末現在)

こちらもマップタイプではないが、市町村単位の発表となっておりドコモに比べるとかなり広い印象。
Rev.Aで上りは1.8Mbpsに対応したので今国内では一番上りの高速エリアが広いキャリアだと言える。
ただ企画的に速くてもauの運用は大きな基地局で800MHzを飛ばす方針で一局あたりにぶら下がるユーザーが
多いのでベストエフォート的には速度が出にくい環境になりやすい。

それでも最近は旧800MHzの停波に向けての基地局の整備が功を奏し、混雑の割合が減ってきている。
旧800MHzの停波と同時に混雑も予測されるがそれまでは上りのカバーエリアが一番広いキャリアとして
比較的使い勝手がいいのではないだろうか。しかしRev.Aが来ていないエリアはドコモの384Kbpsの方が
倍程度速度が速いので僻地では結局ドコモのほうが速いってことも十分あり得る。
条件がいいと思われたauも完璧ではない。

次はソフトバンク。
下り最大3.6Mbpsまたは7.2Mbps、上り最大1.4Mbpsの高速インターネット~ソフトバンク

全キャリア中最もシンプルなエリア表記だ。
>[上り最大1.4Mbps対応エリア]
>東京の一部エリア(全国政令指定都市へ順次拡大予定)
たったのこれだけ。

しかも5.7Mbpsではなく、1.4Mbpsにしか対応していない。
やはり下りのハイスピードエリアの構築がままならなかった要因が原因として大きく立ちはだかり、
上りも1.4Mbpsを出すのが限界だったようだ。速度といい、エリアといい話にならない。
このネットワーク上にiPhoneがぶら下がっている。宝の持ち腐れだ。

次はイーモバイル。
EMOBILEモバイルブロードバンド下り最大21Mbpsと下り最大7.2Mbps~イーモバイル

初めてマップタイプの上り高速マップの登場だ。
以前イーモバイルに電話で質問した時は下り21Mbps対応地域は全て下り5.7Mbps対応と聞かされた。
しかし下りと上りは分離されており、5.8Mbps/2.0Mbps/1.4Mbps/384Kbpsと対応速度もまちまちです。
ドコモも上りは苦労しているようですがイーモバイルも例外ではなかったようです。
W-CDMAの延長技術では上りは期待しないほうがいいのかもしれません。

後注:その後サイドイーモバイルに質問してみたのだが「下り7.2Mbps対応エリア全てが上り5.8Mbps対応です」という
   返答をもらった。複数人に聞いて同じだったのでほぼ確実な情報なのだろう。よって方式や技術的な問題ではなくやる気の問題
   であることが伺えた。



最後にUQ。
UQ WiMAXエリアマップ~UQ
上りの速度の速さでは10Mbpsと他社に比べてぶっちぎりの速度を誇るUQ。
世代の違う技術なのでこの速さの違いは当然だ。
速度重視の人はエリア化された地域に住んでいるならば飛びついてもいいと思う。
他社の上りに対する苦戦を見てもLTEまでは上りは期待できない以上3Gの上りは期待できない。

WiMAXは前世代は関係なく、一からエリアを構築しているのでエリア内は全て上り10Mbpsに対応している。
エリア的にUQ WiMAXとイーモバイルのHSUPAが似たような広さなので微妙ではある。
UQはエリアの穴もかなり多いが、上りの高速エリアはUQのほうがやや広いのではないかという印象もある。

誰も興味を示さない上り、PCをつないでサーバでも立ち上げない限り大して注目を浴びないものなのだろうか。
調べてみてここまで悲惨な状況なのに不満の声を全く聞かない。

つくづく携帯の入力装置は入力装置として機能してないんだなと感じさせられる。
これだけカメラ付が普及していてもこの状況なのだ。


さてW-CDMA上での上りの高速化は各社非常に苦労していると思われるわけですが、
唯一LTEに積極ではないソフトバンク、今後の上りの展開はどうなるのでしょうか。
他社のLTEの整備が始まれば一社だけ取り残されることになります。
HSPA+でも下り重視であり、上りは5.7Mbpsを利用するはずです。
それ以前に2GHz帯では1.4Mbpsのままの可能性は十分に考えられます。
後注:上りについて修正有るので、イーモバイルの項参照
関連記事
  1. 2010/02/09(火) 00:40:18|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

ドコモのUPAエリア

営業開始してから1年たってないですし…
3年コースかなぁ
(エリア展開が「ほぼ」完了するのに3年かかるという法則<あたしが勝手に提唱)

たぶん機材更新とかのついでに対応させていくんだろうなぁ

LTEの立ち上げにはまだまだ日数がかかるのだから(営業開始すればOKじゃないし)
ドコモにはHSPAにも注力しなきゃいけないって事忘れて欲しくないなぁ
  1. URL |
  2. 2010/02/09(火) 02:34:55 |
  3. 姫 #Qgp/yXvw
  4. [ 編集]

>世代の違う技術・・・
WiMAXって3Gだったような
  1. URL |
  2. 2010/02/09(火) 02:49:34 |
  3. よっさん #nZKVljDo
  4. [ 編集]

ソフトバンクは、上り速度を充実させるために、ウィルコムからXGPを掻っ攫おうとしてるのでは?(笑
もっとも、首尾よくXGPを手に入れても、iPhoneが対応しない限り(ソフトバンクがすでに手に入れている1.5GHz帯共々対応する可能性は限りなく低い)
ソフトバンクは2GHz帯の設備投資を延々とし続ければならないですし、1.5GHz帯の設備投資もないがしろにすることはできない・・・
その上さらにXGPに対して設備投資をする余力はとてもないでしょうね。
・・・なるほど、こういった状況証拠からすると、ソフトバンクの例の動きは、やはり支援の振りをした事業再生ADR手続きに対する妨害行為ということですか・・・

っと、脱線失礼。
鈴の音さんがまとめられた上り速度への各社の取り組みの進捗具合をこうやって見ると、
モバイル通信が固定ブロードバンドの代替として真に使えるようになるにはLTEを待たなければならないということですね。
早くサービス開始しないかなあ。
  1. URL |
  2. 2010/02/09(火) 20:14:18 |
  3. みっく #-
  4. [ 編集]

>よっさん
(もしこの呼び方が失礼に当たるようでしたら…なにとぞご容赦を。)
mWiMAXは技術的にLTEに極めて近しいので、携帯の世代で評価するなら
3.9Gと同世代だと言って構いませんよ。

で、WCDMA方式でアップリンクの速度が抑えられている理由は
FDDで有るが故に音声通話用の帯域の確保のためです。
HSPA系のパケット通信高速化は、乱暴に言えば音声用の帯域を
パケット通信に割り当てることで実現しているため、あまり速度を
求めすぎると音声通話が成り立たなくなる恐れがあるのです。
(更に通信速度の高速化はバッテリ消費量増加を招くって、地味だけど
決して無視できない理由もありますが。)

現時点では音声通話をドコモとのローミングに頼っているイーモバイルや
そもそも音声通話を提供していないUQにはその足枷がないため
(UQは理由が違いますが)アップリンクを高速化できているのです。

翻ってドコモですが、上記の理由からWCDMAでHSUPAを本格導入するには
全国規模で800M、1.7G各帯域でのプラスエリアを整備することが必須ため
姫さんが仰ってるとおり、後数年はかかると思われます。
無論LTEも控えているわけですが、LTEのサービス開始でWCDMAが即停止
ではないので、ドコモのことですから間違いなく整備していくでしょうね。
  1. URL |
  2. 2010/02/09(火) 20:28:38 |
  3. こむ改 #-
  4. [ 編集]

>みっくさん

SBのXGP支援乗り出しはたぶんもっと別な理由があると思います。
あれだけ「オープン」が好きな孫社長が携帯にXGPを導入するとは思えないので…
YBBとかの巻き取りにでも使うんじゃないですかね?

しかし、SBMのHSUPAエリアの表記はメモとしか思えないですね…
1.4Mbpsというのも遅いですし…

ただ、各社とものぼりを高速化した利点を見いだせていないというのが現状じゃないでしょうか?
ブログへのアップデートが早い!!とかではいくらのぼりを高速化しても利用者にあまり訴追効果がありません。
XGPやWimaxに対抗しなければならないemとちがって、携帯電話端末での上り高速化のメリット、サービスを事業者が見いだせてない以上、本体が消極的になるのは仕方ないことかもしれませんね
  1. URL |
  2. 2010/02/09(火) 21:06:06 |
  3. hatchet #-
  4. [ 編集]

>姫さん
ホームページ上での発表ベースなのですが、余りにもカバーエリアが限られすぎですので今のところ
私的にはHSUPAの整備はHSDPA程やる気がないように感じます。
とりあえず開始一年の夏機種前迄にどのぐらい整備してるかまで見守ることにします。

>よっさんさん
後にこむ改さんも書かれておられますが、WiMAXは3Gと同じCDMAではなく、
LTEの世代と同じOFDMAを使っているので実質3.9Gや4Gと同じ技術なのです。
だからサービス当初から10Mbpsを超えるサービスを容易に提供できているのです。

>みっくさん
そうですね実際的な上りの高速化はXGPやWiMAXを含んだ”次世代”を待たなければならないでしょうね。
ただイーモバイルについては私のチェックミスで後でHSUPAエリアが思ってた以上に広かったと判明したので
3Gでも頑張ればまだ何とかなるかもしれません。あとはドコモの”やる気”次第でしょうか。

>こむ改さん
私の代わりに私以上の説明をしていただき有難うございます。
姫さんのところでも書きましたが、私はドコモのHSUPAに対しては現時点では”悲観派”の立場を取っています。
しかしLTEの整備予定を考えるとどう見てもHSUPAは全国展開をしておかなければならないはずなので
HSUPAの発表済みのエリアマップ通りではいけないと思うんですけどね・・・。
ドコモがHSUPAの立ち上げに何らかのトラブルを抱えて一時止めているのか、
それとも単にこれが元々の計画通りなのか・・・予想好きの私ですらよく分からないですね。

>hatchetさん
ドコモやKDDIならPC定額のお客もいるので上りは意外に重要だと思いますが、確かに上りを1.4Mbpsに押さえて
いる辺り、携帯端末での実使用の場で必要十分なラインに押さえて設備費の削減を行っているようにも思えます。
携帯端末が入力装置としての使い道を見出せない限り上りの高速化には火がつかなさそうですね。
それにしてもYBBの巻き取り案には驚きました。(笑)
  1. URL |
  2. 2010/02/12(金) 01:48:44 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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