鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
本家の鈴の音情報局はこちら→http://suzusuzu.dip.jp:8800/
スマホ・携帯端末アクセス[ランキング][アクセスシェア(グラフ)] (毎年10/1にログをクリア)

もうプロセッサは十分で問題はRAM容量、Android 8.0 Oreo時代の端末仕様の考え方

結局「オレオ」になったAndroid 8.0 次期XperiaやAQUOS端末にも朗報の理由 ~ ITmedia NEWS
お菓子ネームに商標を使うのは、2013年のKitKat以来の2度め。Oreoは、米モンデリーズ・インターナショナル傘下のナビスコを代表するお菓子ブランドの1つです(日本で知られているブランドとしては他に「リッツ」や「プレミアム」などがあります)。

まあ今更ですし、Androidの商標ネームが何になろうとそんなに騒ぐことでもないのですが、
一応微妙な誤差レベルですが少しは盛り上がったのでもうちょっとだけ触れます。

私としてはやはりNougatのような、多くの方にピンとも来ないし「何それ?」レベルの
知名度の”愛称”なんかよりも、KitKatのように、世界中の誰もが知っているような
メジャーな”愛称”が付けられることは非常に意義があると思います。
勿論Oreoの事です。世界的にメジャーですよね。

普通はその名前を浸透させるだけでも相当な労力とお金がかかります。
歴史があり、既に皆が知っている名前を”愛称”とすることは戦略としてとても意味が有る
事だと思っています。

また、Googleに採用された側も、無償の宣伝効果を期待できるわけです。
しかも現役だけではなく、過去バージョンとしても半永久的と言っていい宣伝効果が期待
出来るのです。お菓子メーカーはこれを黙って見過ごすことは大きな損失です。
手土産を持って売り込む強かさが有ってもいいんじゃないの?ぐらいに私は考えて
いますけど、どうでしょうか。


それはさておき、私がこの記事で触れたいのは”愛称”の商標のことなんかではない。
Oreoがどんな機種で稼働するのかどうかってことです。

稼働可能スペックだけで言うのなら、恐らくですが64bit系のプロセッサはドライバーや
GPUの対応的に必須ってところでしょうか。性能としての64bit自体は必須じゃないでしょうけど。
そもそもNougatがVulkanに対応したGPUという制約のせいで32bitプロセッサが性能じゃなく、
対応のおかげで切れたわけですが、これがOreoにも引き継がれることになります。
よってOreoに対応した32bitプロセッサは出てこないということになります。


なのでプロセッサでいうと以下の辺りが下限ベースかなと思います。

 【最下限?】
 〇MT6737 (Cortex A53 1.1~1.3GHz×4)
 〇Snapdragon 425 [MSM8917] (Cortex A53 1.4GHz×4)

 【一般下限】
 〇MT6753 (Cortex A53 1.5GHz×4 + Cortex-A53 1.3GHz×4)
 〇Snapdragon 430 [MSM8937] (Cortex A53 1.4GHz×8)

 【一般】
 〇Kirin 650 (Cortex A53 2.0GHz×4 + Cortex-A53 1.7GHz×4)
 〇Snapdragon 625 [MSM8953] (Cortex A53 2.0GHz×8)

こんなもんでしょうか。

私はここにRAM 2GB以上という条件を付けたいなと思っています。
プロセッサは上記に書いた最下限以下の端末はそうそう出る可能性はないと思いますが、
RAM 1GBのモデルは最貧国向けには出ないとは言えませんね。
さすがに日本の環境でそれは使いたくないレベルなのでその辺りは無視することにします。


日本に入ってくるSIMフリーの格安端末なら 【一般下限】程度の端末は割と普通に登場する
可能性が濃厚です。Snapdragon 430のCortex A53 1.4GHz×8レベルの能力の端末なら
十分に使い物になりますし、MT6753も似たような性能ですね。


例えばインドでLenovo A6600 Plus (16GB)6379ルピーで約11000円なのですが、
これは5インチ(1280x720)でMediatek 1GHz(Quad core)でRAM 2 GB , Internal Memory 16GBと
日本でもギリギリ使ってみようかと思えるラインです。OSはAndroid 6.0 Mshmallowです。

プロセッサを落としてでもRAMは2GBをきちんと載せてきているのですよね。
快適性に対して大事なのはプロセッサ性能ではなくRAMとハードメーカーも認識し始めているようです。
下手にRAMをケチらない機種が増えてきたように思います。

日本ではローエンド2GB、ミドル3GB、ハイエンド4GB辺りが定着し始めています。
6GBとかはグローバル版の輸入物ぐらいしか流通していませんが。


メモリ不足だと、例えばアプリを立ち上げようとアイコンをタップしてもなかなか画面が変わらず、
5秒やら10秒やらしてやっと画面が変わる。こんな感じの症状として現れます。
動き出したらその遅さとは明らかに違うレベルで普通に使えるのですけど、不思議ですよね?

あれは何をしているのかというと、アプリを立ち上げるためにメモリの整理をしてフリーエリアを
開けているのです。RAMの整理をしてフリーのRAMを作っているのです。
それが1GBや2GB搭載機種だと、頻繁に起こることが有ります。
今なら3GB以上もあればそんなことを意識することもないと思いますが。
アプリの起動段階で待たされるのであれば明らかなRAM不足の症状です。

これはRAMの容量に影響されて起こるので、プロセッサをどれだけ速くしても、RAM不足に
陥ってしまっているために無くなりません。要らないものを消して容量を空けるしかありません。
不足しているのが分かりやすく不快な症状を示すのがRAMです。てきめんに待たされますから。
スクロールのような滑らかな動きをさせるとガクガク引っかかるのもRAM不足によることが多いです。
スクロール中にバックグラウンドで細かくメモリ整理とかが入って内部的に待たされたりして
そこでスクロールが引っかかるといった感じです。


私は現在Xpeira Z3 Compactを使用していますが、この機種自体には特に不満はありません。
処理能力的にもそろそろ現在の機種からすれば寂しい部類に入ってきているでしょう。
ですが、Snapdragon 801(MSM8974AC 2.5GHz)搭載のKrait 400×4コアの性能で特に困って
いるところとか有りません。

遅いなと思うのは上記にも書いたように、RAM 2GBによるメモリ不足の症状が出た時です。
アプリの立ち上がりまで待たされることが有る。その対策で余計なものや、RAMを食ってそうなものを
時々整理するようにしてからは、不快さは格段に減りました。

なのでZ3Cは性能ではまだまだ現役ですが、RAM容量はそろそろ時代遅れと言っていい状況です。
勿論ドコモやソニー等のキャリアアプリ、メーカーアプリが無ければ、2GBでもまだまだ快適に
使えるケースが増えると思います。しかし3GB以上の安心感とは比べ物にならないレベルでRAMの
整理に気を使っておく必要があるだろうと思っています。



そろそろ纏めておくと。
Android 8.0で要求されるプロセッサレベルは恐らく今流通している64bitプロセッサレベルなら、
どれでも大丈夫なんじゃないかと思います。その代わりにRAM 2GBが最小レベル。
これだけあればAndroid 8.0は問題なく動くでしょう。

ちなみに現在Android 7.1.1が動作しているNexus 9もRAMが2GBです。
やはりアプリを動かす瞬間に待たされる時が有りますが、動き出したらすごくサクサク。
恐らくAndroid 8.0も7.1.1と大して重さは変わらないと思いますので、Nexus 9に8.0が来ても
動作自体は十分快適だと思います。ネックはRAM容量だけでしょう。



以前は「RAM 3GBやら4GBやら一体なんに使うんだよ」って言っていた所でしょう。
しかしプロセッサがボトルネックでなくなった今、最大のボトルネックになるとこと言えば
RAM容量と言ってもいいと思います。

カーネル、OS、フレームワーク、アプリ、それぞれの肥大化で既にRAM 1GBでは
まともに動かない時代になってしまいました。なので私はOreoの最低システム要件は
RAM 2GBとしたのです。

しかしこれでは新興国向けの端末には優しくない。
なのでOreoベースのAndroid OneのようなOSを作り、それは色々削ってRAM 1GBように
整理してリリースするということも有ってもいいかなとか考えています。

日本でも廉価端末で十分という層にはそれでいいと思いますしね。

スマホのRAMは4GBが普通、3GBはミドルクラス、2GBはローエンド。
こんな時代がこんなに早く来るとは思ってもみませんでした。
Android 8.0 Oreoの時代はこれがスタートラインだと私は考えています。


実はもうすぐiOS11が登場するiPhoneの世界でも同じことになっているのですが、
恐らくA11はまだまだ性能引き上げに邁進している模様のようです。
Androidの世界ではプロセッサの微細化は既に発熱抑制や省電力に費やされている
のですけど、iPhoneでは発熱上等、性能第一を貫いているように思われます。
RAM搭載容量に関しても双方の考え方は全く違います。
もしかすると、OreoとiOS11のタイミングは、今までのAndroid機とiPhoneの歴史が
反転するクロスポイントになるかも知れません。そんな気がしてならないのです。

関連記事
  1. 2017/09/02(土) 11:28:40|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<オーストラリアのマクドナルドがiPhone 8のレンダリング画像をお客に流す・・・あれ?報告はたった一人だけ?それって不自然だよね、マクドナルドの規模では | ホーム | ソニモバがXperia XZ1を発表、Android 8.0やSnapdragon 835を搭載>>

コメント

>無償の宣伝効果
はい?
むしろ使うためにGoogleが利用料を払っているのでしょう。
ネスレは無償どころか儲けてるはずです。
もっとも、一般的な話であり、使っていただけるなら広告効果を見込んで無償利用という可能性もありますが。

マシンパワーについては、どうせ現状出回っている機種についてはメーカーがアップデートを渋ってくるのは明白です。
ちなみに私はZE552KLをDSDSにして使っています。
特に不満はありませんが、OREOにアップデート対応してもらえるならそれに越したことはありません。

中華端末では、ローエンド機でメモリを渋るものがあるでしょうし、Oneみたいな軽量版があってもいいでしょうな。
かつてアップルが軽量版を作ると言っておきながらやらなかったことをgoogleがやる。
それもありですね。
  1. URL |
  2. 2017/09/02(土) 17:49:59 |
  3. 9SUXEN #22s72cIM
  4. [ 編集]

>9SUXENさん
まあ一般的にはGoogleが商標権に対してお金を払ってると解釈するのが通常ですが、
敢えて、その商標権を売り込むという路線に触れてみたってわけです。
ネーミングライツ的な発想をしてみたのです。
ただし、そんなことがバレたら興覚めなので、行われたとしても超極秘事項でしょうけどね。

やはり省メモリ版のAndroid OSが有ってほしいですよね。
対象RAMが1GB~2GB向けのOSが有ればかなり快適になれるのではと思います。
  1. URL |
  2. 2017/09/02(土) 22:05:49 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

> なのでOreoベースのAndroid OneのようなOSを作り、それは色々削ってRAM 1GBように
> 整理してリリースするということも有ってもいいかなとか考えています。
Android Oの発表と同時に、Android Goというのを発表していますが、これではなくということでしょうか
  1. URL |
  2. 2017/09/03(日) 17:00:20 |
  3. こっそり #mQop/nM.
  4. [ 編集]

>こっそりさん
そういえば、そんなのも発表していましたね・・・Android Go・・・、
すっかり忘れていましたw

http://jp.techcrunch.com/2017/05/18/20170517android-go-is-a-lightweight-version-of-android-for-crazy-cheap-phones/
>プロジェクトの焦点は、非常に低機能な端末、通信環境に制限のあるユーザー、および多言語対応だ。そしてこのOSは
>メモリーが1GB以下の端末でも動く。Play Storeではこうした低価格端末で動作するアプリに焦点を当てていく予定だ。
>そのアプリは10 MB以下で、インターネットにつながっていなくても正しく動作して、低速のシステム・オン・チップ(SoC)
>少量のRAMを搭載した端末に対応していなければならない。

んーー、確かにこんなのも有りましたね。
でもこれって、アプリが専用になるんじゃないですかね?
ある意味かつてのFirefox OSに代わるものとして、会発されているように思います。
私的にはAndroid OS向け通常のアプリの殆どが動くものでないといけないと
考えているので、Android Goはちょっと違うんですよね。

あくまでもAndroid 8.0 Oreoの省メモリ版ということで、純正アプリが
ほぼ動作するべきだと考えているのですけど。
でもAndroid Goが有るならそれが作られる可能性はかなり低そうですね。
  1. URL |
  2. 2017/09/03(日) 22:51:19 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

前にも書いたが商標関係のいい加減な知識でドヤ顔されても困る。

米国特許商標庁 (USPTO) によると文字列 "OREO" が含まれた商標が全部で74件、
内権利が有効なもの23件、権利者が KRAFT,Nabisco 等含めて、現在 Mondelezに
関係あるものないもの含めた23件の商品及び役務の区分が、下記の2種類のみ。

30:加工した植物性の食品(他の類に属するものを除く。)及び調味料
  ※ビスケット、クッキー類はここに入る
41:教育、訓練、娯楽、スポーツ及び文化活動

Android OS の名称として "OREO" を権利化したければ、最低でも区分09が必要。
OS・スマホの機能領域まで広げるなら 35,38 も必要。それなのに、これら区分での
登録が全くなされていない。

ついでに日本も調べると権利化されているものは4件ヒット。そのうち本家が権利者なのは
2件のみでいずれも区分は30のみ。他2件は全く無関係な宮田工業やスワロースキーで
区分は12,25,28 であり、09,35,38に抵触していない。シッタカ人間の論理から言うと
宮田工業にもスワロースキーにもグーグルは使用料を支払わなければならないことになるが?

商標権は各国毎に権利化する必要があるので、各国のデータベースにあたる必要があるが、
そこまで暇も金もないので省略。ただ、商標の国際出願とされるマドリッド協定で検索すると、
"OREO" は3件のみヒット。やはりこれらすべて区分は30のみ。

結論:グーグルは「日本及び米国内においては」無許可・無料で "OREO" を使用できる。
   また、国際的にもかなりの確度で無許可・無料で使用可能。

なので、鈴さんの「無償の宣伝効果」が正解。

グーグルが、Mondelezだか、ライセンス管理会社だかに挨拶金として払うのは勝手に
やればいいが、義務でもなんでもない。ただの好意。KitKatは知らん。興味のある者が
調べてくれ。

> ネスレは無償どころか儲けてるはずです。
KitKatと間違えてないか。
  1. URL |
  2. 2017/09/05(火) 10:50:55 |
  3. うさくさ #SKDreKbE
  4. [ 編集]

コメントの投稿(投稿時には必ず何らかの名前を付けてください)


管理者にだけ表示を許可する

(名前を入れないとクリックできません)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://suzunonejh.blog15.fc2.com/tb.php/7313-1fbb45e1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

機能リンク

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

ブログリンク

RSSフィード

QRコード

QR

月別アーカイブ



メールフォーム

お問い合わせ・ご質問はこちらから。

名前:
メール:
件名:
本文:

suzunone.m(あっと)gmail.com に
直メでもOKです。