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富士通の携帯事業を殺したのは誰か?ドコモ、お前だっ!!

富士通、携帯電話事業売却を検討か ~ 日経BP ITpro
富士通が携帯電話事業を売却する方針を固めたと、日本経済新聞が2017年8月22日に朝刊で報じた。投資ファンドやメーカーへの売却が選択肢になるという。富士通は日経コンピュータの取材に、売却の検討については明言せず「現時点では具体的な計画は決まっていない。強い独立事業を目指して様々な検討をしている」(富士通広報)とコメントした。

富士通が携帯事業の売却を検討しているとのこと。

こうなった理由は、携帯業界を見てきた多くの方ならなんとなく想像つきますよね。

ええ、アローォォォォォズの惨事、レグザァァァーーーッな惨事、皆さんが良く知っている通りです。

この惨事はF-05D辺りから大いに盛り上がりました。

それは私がこの辺りの記事でずっと言っていたことです。

当ブログ記事
TCA 2013年12月末分、ドコモ久しぶりに一位&ソフトバンク崩壊劇の数字による解析
TCA 2013年1月末分、メディア「ドコモの転出が止まらない」←当たり前じゃ!!(追記)
ドコモの2年前の罪、禊、まだ続く
ドコモの端末販売スケジュールに見る2013年11月のTCAやMNPの数字への影響

この辺りではTCAの数字に合わせて毎月こんな感じで罪端末を晒していましたよね。

で、そこから富士通が開発した端末を抜き出していきます。

富士通をとことん嫌いにさせた端末一覧
T-01C REGZA Phone(2010年12月17日/RAM 512MB/ROM 1GB/2.1.1→2.2.2)
T-01D REGZA Phone(2011年11月18日/RAM 1GB/ROM 4GB/2.3.5→4.0.3)
F-12C(2011年8月7日/RAM 512MB/ROM 1GB/2.3.4)
F-03D ARROWS Kiss(2011年11月25日/RAM 512MB/ROM 1GB/2.3.5)
F-03D Girls'(2012年1月20日/RAM 512MB/ROM 1GB/2.3.5)
・F-05D ARROWS X LTE(2011年12月17日/RAM 1GB/ROM 8GB/2.3.5→4.0.3)
F-07D ARROWS μ(2012年1月20日/RAM 512MB/ROM 1GB/2.3.5)

すると2010年12月~2012年1月にかけて発売した端末が浮かんできます。

基本的にクソ性能か、クソ加熱再起動端末ばかりなります。

やっぱりレグザは元祖クソ。
ここから富士通の伝説が始まったように思います。
ただしC型番のアローズはそこまで酷い印象はまだなかったです。

アローズが本気を出すのはARROWS Xになってから。
F-05Dが本気を出して加熱再起動を開始、ARROWS Kissはメールもろくに出来ないクソっぷりを発揮。
これは売らずにそのまま廃棄した方が良かったでしょう。
しかし安価にして売ったおかげで被害が広がる始末。

RAM 512MB/eMMC 1GBで、余計なキャリアアプリが満載された端末がどんどん被害者を生んで
いるのに、ドコモはそれを安く売って被害者をどんどん生み出しました。

ドコモは「クソアプリを満載し、RAMとストレージを圧迫して遅くてデータをろくに保存も出来ない端末を生産」
「噂が回って売れないので、安価な価格設定で何とか売りつける」という二重の犯罪行為を行って、
富士通の悪評を広めます。

富士通が開発した端末の状態では、まだ何とかぎりぎりバランスが取れていたものと思います。
そこにドコモのクソアプリが追加されると一気に過熱とクソ遅さがやってきます。

この時のドコモの発想は、PCと同じ感覚でアプリを入れまくっていたに違いありません。
しかし実際には有限のバッテリーでギリギリ動作する端末。
そこにどこまでアプリにCPUパワーやメモリ空間を食いつぶしていいのか、全く理解していない。

バッテリーで動作する端末は電力が有限なんだよ!!
ついでに排熱能力を無視して発熱させたらダメなんだよ!!

こういうことをドコモが全く理解していなかった。
あくまでPCの延長線上で動作が重くてメモリを食うアプリを盛った。
そうしてギリギリ何とか動いていた端末を殺してしまった。


アローズが殺された過程はこんな感じでしょう。
その後のF-10DはF-05Dよりはマシではありましたが、同期のSO-04Dの安定度には及ばない
感じでした。知り合いはF-10Dは安定していると言っていましたが・・・それは4.2.2のアップデート
が出てからでしょうかね?

それ以降のアローズはそれまでのアローズの反省に立った観点で、色々かなりマシになって
いったと思います。安定度はかなり高まり、普通に使えるようになっていきました。
特にARROWS NXになったF-06E以降は本格的に安定し始めたように思います。

Snapdragon 600/RAM:2GB/ROM:64GBと来れば、LollipopやMashmallow辺りを載せれば十分に
使い物になります。もしそこに余計なキャリアアプリが無ければ、快適そのものでしょう。

しかしそう簡単には失った信用は回復しません。
おまけにアローズのせいにならず、Androidのせいにした方もたくさんいました。
結果アローズのせいでiPhoneに流れた人がたくさんいます。
これは富士通というよりもドコモが作った結果です。
アローズを殺したのもドコモなら、Androidの評判を落としたのもドコモです。
スマホはPCじゃないんだよ、有限なバッテリーを使った限られた性能のモバイル機器なんだよ。
それをPCと勘違いして盛るから使えないものが出来るんだ。

そこの所を理解していないドコモにアローズは殺されました。
ここ最近arrowsMシリーズで細々と生きていましたが、arrows M03とarrows M04は
ハード的にほぼ同じです。またarrows M02まで遡っても、プロセッサがSnapdragon 410で
ずっと同じで、実際の所、多少ハードをいじったとしても、基本的には似たようなハードを
使いまわしてOSを最新に載せ替えただけでここ数年来ていました。

ドコモ向けはそこそこ頑張ってはいますが、結局ドコモの客はもう二度とアローズを買わないと
いう本気怒りのかつてのアローズのお客さんが大量発生で、もう手が付けられませんでした。

arrows NXのF-02Hでは2015年12月発売の端末をAndroid 7.1.1へとアップしていますし、
富士通なりに気合が入っていることも感じ取られます。
これは過去のアローズシリーズを買ってくれたお客さんへの気持ちなのかなと。

そこ後の端末はSnapdragon 410やらSnapdragon 625の機種でお茶を濁すようになっていきます。
もう開発リソースが大して稼働していないんじゃないかと思わせるレベルで劣化している様子が
浮かんできます。


富士通のスマホ事業が身売りすることに関して、記事を書いてほしいと数人からメール等で
要望が一気にきまして、やはり皆さんこの件はとてもショッキングだった事が伺えます。
その中で一つ印象的な言葉が有りましたので、紹介します。

ムーバ四大幹部が消えて、バイシリーズ、SO.SH.KYが生き残るは、PDC時代考えられなかったですよね。

ドコモの護送船団方式に乗っかっていたメーカーが消え、外様だけが生き残ったという
皮肉でしょうか。この一文が現状を気持ちいいぐらいに表現出来ているように思います。


人の手で育てられた動物が、餌をとるなどの基本的な本能が育たないで自然に帰る出来なくなって
しまうように、護送船団方式の端末メーカーはぬくぬくと育ち、グローバルな他国のメーカーと
渡り合えないということでどんどん滅んで、死んでしまっていくという結果になってしまいました。

生き残ったのは元々は外様的な扱いを受けていたメーカーのソニー、シャープ、京セラということに。
シャープは生き残ったと言っていいかどうかは分かりませんが、今は鴻海の力でグローバルでも
勝負を仕掛けられるようになりました。京セラもトルクが売れていますよね。
ソニーは元々のソニエリが売れていた所ではまだいくらかファンが残っているようです。

ども富士通は富士通でなくなってしまうように思います。
悪名になってしまったARROWSのブランドが残るかも微妙、残っても残らなくても微妙。
グローバルに展開できるかも微妙、そんな状態です。

さて、ドコモに殺されたアローズはどこの国のメーカーや投資ファンドが買うのでしょうか。
まさかの中国メーカーにまた買われてしまうのか、投資ファンドに買われても転売で
すぐに中国辺りに売り飛ばされる可能性も有ります。

そうなった時に元々のブランドはどうなるのでしょうね。
色々気になる所です。

関連記事
  1. 2017/08/23(水) 01:10:48|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:14
<<次期iPhoneの概要が見えてきた、私なりに構成と売り方を予想してみる | ホーム | Android 8.0 oreo 正式発表!>>

コメント

防水、指紋認証、光彩認証、さらにはヘルスケア系アプリやシークレットモードなど、様々な機能を他社に先駆けて搭載していたのに、いいようにパクられて終わってしまいましたね。
そういえば、iPhoneにも搭載された画面が半分下に降りてくる片手操作補助の機能も富士通が先でした。
  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 02:28:26 |
  3. ポン #-
  4. [ 編集]

富士通は実にユーザー側に立った設計ができるメーカーです。
しかしそれを台無しにしてくれる糞キャリアに足元を揺るがされた。
もっと早い段階でSIMフリーへ舵を切っていれば状況は変わったのかもしれません。
実際、SIMフリーArrowsはひっかかりやもたつきもなく快適そのものです。
重いゲーム類を一切やらず、あくまで「情報を引き出す口」として使っているので、ゲームを始めると評価は変わるかもしれませんが。

一方、docomoはユーザー側に立った設計についてはど素人と言わざるを得ません。
オナニー設計をやめてメーカーのキャリア流亀甲縛りを放棄しろ。
  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 05:40:21 |
  3. 9SUXEN #22s72cIM
  4. [ 編集]

富士通はauと組んで出したフラッグシップ端末が悉く地雷になった(ISW11FとかISW13F)のも痛かったんじゃないかと思う。
結局コイツ等のお陰でauでは富士通 = 地雷(往年の凶セラの如く)のイメージが定着してしまって以降(FJL型番のはわりかしマトモだったのに)泣かず飛ばず→結果撤退になったし。
(特にISW11Fは前代未聞。何だよアップデート出来ない不具合をアップデートしましたとか起動できない不具合を(ryって。お陰でバージョン/リビジョンがスパゲッティに)

発熱に関してはドコモの同等品が「まだ」マシだったのを見るとWiMAX対応のせいとも言えるけど。

まぁ遠因は「あの」IS04を世に放った東芝と組んだ(東芝から携帯電話事業引き取った)事だとは思う。アレのお陰で伝説のアアアッの遺伝子が脈々と受け継がれてしまってもう(´:ω:`)
  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 07:10:25 |
  3. にいくら #mQop/nM.
  4. [ 編集]

らくらくホンの開発は確か富士通でしたよね?
docomoがものすごく大切なパートナーをないがしろにしてきたと気づくことは・・・無いか。
  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 07:13:38 |
  3. ATARIman #Y2n9T2rA
  4. [ 編集]

富士通のタブレットはここ数年愛用してますが、結構気に入って白ロムですが買い続けています。爆熱とか色々あったのは確かですが、ここ最近の富士通はいい端末出してると思うのですが、世間には受け入れられないのでしょうかね?

キャリアモデルは撤退してもSIMフリー端末は出し続けてもらいたいですが、リソース割けないから難しいのでしょうか?中華端末に侵食されるSIMフリー端末市場で日本メーカーとしての存在感を示してもらいたいですね。

認証系のアプローチは富士通が最高だと思います。もっとアピールしてもらいたいです。
  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 09:04:59 |
  3. 空耳 #-
  4. [ 編集]

>>にいくら さん
IS04やT-01Cは表面上は東芝ですが、製造名義は富士通東芝モバイルコミュニケーションズでしたので実質富士通でした。
ようはAndroid初期からやばい雰囲気がぷんぷんしてたわけです・・・。あとWiMAXも悪性腫瘍のようなものでしたが
Tegraをスマホに載せた(ISW13FやF-10D)ことが諸悪の根源ではないかと。これが今でも尾を引いていると思います。

  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 10:08:42 |
  3. ねこ #nLnvUwLc
  4. [ 編集]

残念ですが

応援の意味も込めて、arrows M02→M03と使ってきましたが、M04のスペックを見て、「終わった」と思い
moto G4 plusに機種変しました。DSDS+microSDが使えてとても快適です。

もう国内メーカーのSIMフリーには期待出来ないですね。
  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 17:21:02 |
  3. 不動 明 #K2Rmj1sE
  4. [ 編集]

ここははいっそ、GPD Winのような小型PCを生み出せる市場になった中国に買われた方が、私が何よりも欲しいF-07Cの後継機を生み出せる可能性が高そうです。今のままではどうせ、面白味の無いスレート型スマホしか作れないでしょうから。
  1. URL |
  2. 2017/08/23(水) 19:54:42 |
  3. クレイジーモバイラー #EUAeWg.U
  4. [ 編集]

ドコモやauせいもあるんだろうけど・・・
IS04の電話帳が読み仮名順に並ばなかったのを見て、
「作った人たちって、ほんとに自分たちで試用&実使用してるのかな?」
そう思わずにはいられなかった。

伝説端末を持ち出しても仕方ないか・・・
  1. URL |
  2. 2017/08/24(木) 07:50:38 |
  3. すいか #-
  4. [ 編集]

その電話帳がキャリア謹製糞アプリだった可能性もあるわけでして
富士通はTegra搭載の地雷機種とかハズレもあったけど、ハード面は結構挑戦的なメーカーだった
win7搭載ガラケーとかさ
たた、日本のメーカーはどこもこの傾向があるけど売れた後にメンテと維持費がかかるソフトウェアの部分を軽視するという自業自得な面もあったとは思う
  1. URL |
  2. 2017/08/24(木) 08:08:45 |
  3. Nexus7持ち #-
  4. [ 編集]

同じ条件でアプリを実装したGalaxyやXperiaは死なずに好調ですよ。
所詮は多大なアプリ実装の要求に対応できなかった富士通の自業自得でしかないでしょ。
不調の要因を他社のせいにしていたら三流です。
  1. URL |
  2. 2017/08/24(木) 08:46:50 |
  3. peria #EBUSheBA
  4. [ 編集]

キャリア謹製の糞アプリを批判するのはいいけれど、現実問題この日本という市場において
何も入っていない素の端末に需要があるかどうか(ここに出入りしてるようなヲタ以外に…)

何かと悪い意味で使われるガラパゴスだが、本特定の環境に最適化するために進化したと
見るのが正しいわけで、環境の違う場所に出て行けば生き残れないのは当たり前

結局のところ、メーカーを殺したのは世界とは異なる端末を提供したキャリア、もっと言えば
そんな端末を求め続けてきたユーザーでしょうね
  1. URL |
  2. 2017/08/24(木) 19:53:53 |
  3. とおりすがり #E6kBkVdo
  4. [ 編集]

もはやNTTドコモは「確信犯」だと思います。

~読書案内~
江崎道朗 著 『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』

この本を読むと、NTTドコモに限らず、代表的な企業の中は既に敵国のスパイに侵されてしまっているのではないかと思ってしまいます。

我々は、人民解放軍のフロント企業・ファーウェイのシェア拡大を本当にこのまま指をくわえて見ているしかないのでしょうか?
  1. URL |
  2. 2017/08/24(木) 20:59:33 |
  3. 8(はち) #-
  4. [ 編集]

裏を返せばキャリアによって生かされていたわけで。。。まあ。しょうがないんじゃない。
キャリアが売らなきゃ誰がアローズなんか買うんだよ。他の国内メーカーもそうだけど、もはや競争力はない。
  1. URL |
  2. 2017/08/24(木) 23:28:24 |
  3. nhk #-
  4. [ 編集]

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