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鈴の音情報局blog

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LTE 700MHz帯

去年の冬から春にかけて、LTEにかけて色んな動きが有った。
それで世間は一気にLTEの空気に変わっていった。

その中でも700MHz帯というのは余りピックアップされてきていないように思う。
実はアメリカではベライゾンが700MHzを大量に確保してLTEを開始する見込みになっている。
そのことに詳しい記事をリンクしておく。


場合によっては去年中にでも開始されていてもおかしくない状況だったベライゾンのLTE、開始されれば
アメリカでは初、現地点でもスウェーデンとノルウェーの二国に続いて三国目という早い段階でのスタートとなる。
日本では元から2010年末なので計画の段階でかなり遅い目だ。

このベライゾンのLTEは日本の周波数再編にも大きく影響を与える。

日本では700MHz帯はアナログテレビのUHF帯の終了により710~770MHzが丸々開くことになる。
総務省の計画では710~730MHzはITSの車の車同士の通信に使われる予定である。
一部地デジとの電波干渉問題も指摘されているのでその記事をリンクしておく

この700MHzを900MHzとペアリングで使おうという気の狂ったような計画が総務省より出されている。

そんなおかしなことはしないでベライゾンと端末を共通化しやすいように700MHzは700MHz帯として使うべきだ。
900MHz帯はまた単体で使えばいい。端末の事情を考えると絶対そうなる。
LTEは帯域は広げれば広げるほど速度が上げることが出来る。
だから細切れな使い方は速度的には不利に働く。

しかし端末有っての通信規格。
また世界と分断された端末環境では日本だけが取り残されていく。
最終的にはピーク速度よりも混雑時の速度低下の方が問題で、これは有線のネットであっても同じだ。
だから多数の帯域を使うことによって速度低下さえ食い止めれば広帯域にはそれほど神経質になる必要は
ないのではないかと思う。

とにかくユーザーは色んな端末が使いたい。
世界中で出ているAndroidやiPhone、NOKIAの端末や怪しい中国の端末。
それらを輸入して使いたいし、日本のメーカーも輸出できれば日本で売れなくなってきた旧世代の端末の
プログラムの言語を書き換えて輸出することだって出来る。
そういう融通の効く態勢にしておくべきだろう。

LTE 700MHzはそういった意味で重要だ。
国内メーカーがアメリカに端末をそのまま持っていける仕様に作れるチャンスとも言える。
700MHzと900MHz帯は1.5GHzと1.7GHz帯のようにセットで割り当てればよいだろう。


Ericsson,第3.9世代通信技術「LTE」の商用プラットフォーム「M700」を発表
>M700は700MHz帯など,最大6つの帯域幅をサポートできる。
Ericsson、LTE端末によるデモを国内初公開
>
>4つの周波数帯(1.7GHz/2.1GHz/2.5GHz、さらに低い帯域)

エリクソンによるM700プラットフォームは最低でも700MHz/1.7GHz/2.1GHz/2.5GHzに対応している。
後二つの帯域にも対応している模様なのでおそらく800MHzと900MHzではないかと思われる。
(さすがに日本ローカルな1.5GHzの線はないだろう)

ここで2.5GHzと書かれていることに注意されたい。
日本ではWiMAXに割り当てられている周波数だが、ここにも対応しているというのは興味深い。
UQ WiMAXは無理だろうが、WillcomのXGPは実質まだどうにでもなる帯域と言える。
ここにソフトバンクが絡みつつある。TDDでは有るが使い方によれば面白いことになるかもしれない。

ちなみにベライゾンが取得した700MHzの帯域幅は30MHz幅であり、これはTDDで使用するのかFDDで使用
するのかは不明。ちなみにベライゾンはCDMA2000 + LTEとなる。
このCDMAに関しては800MHzと1900MHz帯を持っているので700MHz帯をLTE用にKDDIが取ればものすごく
親和性があることになりLTEオンリーの端末しかKDDIにはないという事もなくなるだろう。

またアメリカに積極的に働きかけているドコモにも700MHzを割り当て、900MHzはソフトバンクとイーモバイル
辺りだろうか。

ちなみにベライゾンはこの30MHz幅に払ったお金は合計93億6000万ドル。
当時のレートは覚えていないが、$1=\100とすると9360億円、帯域の確保にだいたい一兆円かかっていることになる。
日本がそんなことになったらますますパケ代やらが下がらなくなるでしょうね。


ともあれ700MHzと900MHzは大事な帯域なのでまた孤立するようなことだけは避けてもらいたい。
これだけは切に感じています。島国だからこそ許されるものが沢山有りますが、通信に関しては
大陸の地続きの発想が必要です。
身のないピーク性能は追うことのないよう、総務省の役人さんには頭を切り替えてもらいたいと思います。
関連記事
  1. 2010/01/20(水) 21:26:29|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

2.5GHzに中国のTD-LTEとか>SBM
  1. URL |
  2. 2010/01/21(木) 00:31:49 |
  3. 孫策 #-
  4. [ 編集]

>孫策さん
基地局の手配と端末の売り先を考えたら中国モノを入れるのが一番いいですけど、
中国のTD-LTEって2.5GHz帯でしたっけ?
中国での3.9Gの割り当ては分からないのですが、もし2.5GHz帯ならXGPに割り当てられている
帯域が一気に価値の有るものになりますね。
国内仕様との共存&ハンドオーバーがし易いかどうかにもよりますが。
  1. URL |
  2. 2010/01/23(土) 02:07:08 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

私も中国の電波行政は詳しくはないのですが
WiMAXを頑なに拒むのは、あそこを中国仕様に染めたいのかなあと勘ぐった次第です。

技術的優位性については別の話ですけどね。
でもその辺もノキアやエリクソンを抱きこむとか(むしろ本家LTEにこっちの仕様に配慮セヨとか注文する?)いろいろやりようがありそうな。
  1. URL |
  2. 2010/01/23(土) 11:24:05 |
  3. 孫策 #-
  4. [ 編集]

>孫策さん
なるほど、確かに中国は中国オリジナル規格に拘ってるようですし、世界中で安価な機械が作られる
WiMAXよりもTD-LTE等の規格を入れた方が中国国内企業にとってはメリット大きいですね。
孫策さんの言われるとおり何か企んでいてもおかしくはないですね。
  1. URL |
  2. 2010/01/25(月) 00:16:25 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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