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AR技術に夢見るクック氏、実はiPhone右肩下がりの状況なので次の商材を探してるだけじゃないの?

Appleティム・クックCEO「ARはスマートフォンのように偉大なアイディア」 ~ iPhone Mania
Appleのティム・クックCEOが、英メディアThe Independentのインタビューに、「AR(拡張現実)はスマートフォンのように偉大なアイディアだ」と語っています。

さらに、以下のようにARへの期待を語っています。
ARは、スマートフォンのように偉大なアイディアだと思います。スマートフォンは皆に向けたもので、iPhoneも特定の市場向けではなく、皆のためのものです。
私は、ARはスマートフォンと同じように巨大な市場に向けたもので、多くの人の生活を改善し、楽しいものにできると考え、ワクワクしています。
AR技術がメインストリームになれるほど良いものか、検討すべき点もあります。それでも、私は、ARが人々の日々の生活、現実世界の出来事を助けられると思っています。

ティムクック氏は、「VRは色物だけど、ARはマス市場向けで素晴らしい技術(超訳?)」と言ったそうです。

私はそうは感じません。
ARもVRも確かにこれから利用される技術だと思います。
ただそれは個々に得意分野を持ち、それぞれの場所で使われるだけの技術になるだろうと思っています。

VRはシミュレーションや疑似体験等、ARは人間の視覚補助や情報ツールに。
まあまだこれからということろも有るので、まだまだ予想されていない使い方も出てくるとは思いますが、
だからと言って「スマートホンレベル」で利用されるものにはならないだろうと思っています。

ARの巨大市場と言えば乗り物への応用が一番でしょうか。
でもこれは今に始まったものではなく、戦闘機のHMDで使われ始めたように、昔から利用されて
きた使い方です。それが車に応用されるというのは十分に考えられる話です。
というか、フロントウインドウにメーターや情報を映すとか、既に有りますね。

ARの一番の活躍はこういった使い方じゃないでしょうか。
スマホをビルにかざしてトイレを探すとか、私はそんな使い方が一般化される未来は余り期待
していませんし、それが便利な世の中とも思っていません。場所を示すのは2Dマップで十分です。


情報も含めて、何でもかんでもリッチ化ばかりがいいわけではありません。
例えばスマホのトップ画面を見ても分かるように、リッチ化したアイコンは最終的にはフラットデザインに
移行し、iOSでは7以降からそうなってしまいました。結局情報のリジェクションが行われ、シンプル化
したものが分かりやすいということに気付いてしまった結果です。
いや、ごちゃごちゃしたのがウザいくて分かりにくいだけかも。

それもこれもWindows PhoneやWindows8のMetroやModern UIのお陰なんですけどね。
あのパネル化したシンプルさが、余計な情報の排除が分かりやすさを作るという”気づき”を
生み出してくれたわけです。

ならばARはゴミ技術か?

いやそんなことは有りません。
もう既に車業界によって示されたように、死角にいる歩行者の補助表示やら、人間を助ける利用法は
間違いなくあります。ただそれがクック氏が言うレベルほどには日常に溶け込んでくるとは思っていません。
あくまでも特定分野で上手く使われる技術に収まり、人が肌身離さずに持ち歩き一日何度も誰もが使う
レベルにはならないと私は思うのです。

何でもかんでも情報をリッチ化すればいいってものではないと思うのです。



例えばツイッター。

これは短い文章を書き捨てするようにすることで、より頻繁に使われるようにした文字コミュニケーションの姿です。
私はこうした限られた空間というものはより利用頻度が高まることを、過去に経験していました。

インターネットが始まる前のBBS時代に、ホストのHDD(20MBか40MB時代)が吹っ飛び、2HDのフロッピーのみで
緊急で代用ホストを立ち上げました。

勿論掲示板の数を減らし、一つの掲示板に書き込みできる数も50ポストでプッシュアウトしてしまうように
設定し、復旧までに元の1/10以下の規模の縮小運用をしました。

すると、そんなしょぼ運用にも拘らず、たった50ポスト枠を見逃すまいと、ものすごいアクセスが押し寄せました。
掲示板の名前も「XXの病室~」みたいな特別感がする名前にしたからかどうかはわまりませんが、
当時この件で限られた空間は間違いなく普通以上の利用が見込めることを体感していたのです。

ツイッターはその後文字だけの限られた空間ではなくなりましたが、しかしながら文字数制限はやっぱり
そのままで、短い書き捨て場所であることには変わりなく、その気軽さから「バルス!」とかね。
他の文字メディアでそんなことが起こった場所はないでしょう。

有ったとして「2ちゃん」です。
実況とかだと可能性あり?
でも2ちゃんも結局色々と限られた空間ですよね。
自由すぎる広大な空間って、人のイマジネーションを殺しちゃうんですよ。
むしろ制限されると人は能力を発揮する。
不思議。


ARはそういった情報のリダクションとは正反対の技術であり、例えば地図なら2Dの紙に刷られた簡易マップ
等と対極にあるものだと思います。広告ではデジタルサイネージという言葉が一時もてはやされましたが、
結局紙の手軽さから、未だに表示は全て画面に置き換えられたわけでもなく、共存共栄状態です。

ARが立ち上がったとしても、ひとつの新しい技術が追加されただけに過ぎず、その程度の利用しか
されないと思うのです。だってARが有用に働くにはそこに表示される情報の有用さが大事ですから。

どうせセンスのいいARの使い手はほんの一部に過ぎず、大半はお手軽に使えるようになった新しい
技術をセンスのない使い方をし、一時的に花開いても、その大半は枯れていくだけの技術の一つで
しかないと思います。仮に一番流行ってもその程度。何を透過させるか、そのセンスが大事なのです。

便所の位置なんか入口で配ってるパンフレットの会場マップの簡易地図で十分なんですよ。
地図が無ければそこらに立っている係員でもいいです。
別にその情報はARからでなければならないという理由は有りません。

医療応用ではその人のMRI等で得られた情報を透過して手術の補助?
そんなのも考えられますが・・・一般人はそんなものは使いませんね。


クック氏はどんな未来を描いているのかは分かりませんが、私にはスマホレベルのアイデアとまでは
感じられません。

確かに有用な技術ですよ。

でも元ネタとして、紙に絵を透かして透過して写し取るなんてのが何十年も前からあったように、
技術としては昔からいろんな形で応用されてきた考え方なんですよね。

まあスマホだって通信機能を持ったコンピューターを如何にして持ち歩くかという、誰もが夢を
見ていたものが実現しただけ・・・と言えばそうなのですが、そのUIに関してはジョブズ様様ですけどね。
旧来から既に日本のアニメなどでは示されていた考え方では有りますが、自然なアナログ操作を
綺麗な一連の体系に整理して手のひらに載せたのはさすがかなと。


でもやっぱりARは何もない所に新たなものを生み出すものではなく、今までの上に補助を載せるだけ。
そこから脱却できるのか否か。
しかも誰もが使いたいと思うほどセンス良く。
私はちょっと難しいなと思っています。

私にはクック氏の発言からは、「お願いだから、次の商材に育って」という悲鳴しか聞こえてきません。

残念ながらね。

関連記事
  1. 2017/02/14(火) 03:25:47|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<ARMの決算がソフトバンクによる買収後の四半期に急上昇、見よ!これがソフトバンクの技術力だ!! | ホーム | Z3Cへの環境移行でついでにセキュリティーパッチは2016年12月へ、その他まあ色々有りますわな>>

コメント

>むしろ制限されると人は能力を発揮する。
>不思議。
いえ、何も不思議はありません。
たとえばEVAでこんなワンシーンがありました。

シンジ「これが自由?」(何も無い真っ白な空間に漂いながら)
?「不自由をあげよう」(地面が描かれる)
?「これで君は歩くしかなくなる。不自由になった代わりに歩くしかなくなる。でもその分だけ安心する」

本当の意味で自由とは重力すら無く、物質すら意味を成さない世界です。
これは目的意識が不動で具体的かつ高い人にとっては都合のいい世界なんです。
しかしそんな人ばかりではなく不自由の代わりに安心を得る人が圧倒的に多いわけです。

たとえば不自由を極限まで追い求めると奴隷や囚人です。
だけど誰かに強制される不自由から開放するために何をするか。
それは脱出や反乱です。
ものすごいエネルギーを発揮します。政治へのデモ行進や反対運動にエネルギーを注ぐように。
ブラジル発祥の格闘術ことカポエィラも同じ発想から生まれたゲリラ体術というわけです。

たとえば「今すぐ起業しなさい」と言われたら、多くの人は困惑するでしょう。
何をするかの選択肢が多すぎて、何をしたらいいかわからないから。
しかし目的意識が高い人なら迷わずすぐに立ち上げられます。
ここが自由と不自由の違いです。自由な分だけ目的意識が高ければ都合がよく、
不自由な分だけ目的意識が低ければ都合がいい。

数々の最高の乗用車を作る!と言って東芝に入っても、そこにあるのは火の車です。
同様に「最高のネット検索エンジンを作る!」と言ってBMWに就職しても、作れるのは検索エンジンではなく燃料エンジンです。
ここで「起業しなさい」の指令が下れば、自動車会社を立ち上げるための作戦を立てるでしょう。
こういうことなんです。
自由と目的の割合が釣りあわなければ、そこにあるのはフラストレーションだけ。

自由が多くて空白があり、自由に対して目的が足りずに自由の空白を埋められず余ると迷走を始めるんです。
さて今、クック氏の目的はいったいなんでしょうか?
あれは資質として代表向きではないでしょうね。
せいぜいナンバーツー。裏で支えるよき補佐役。
就任当初は「これが正解」とマスゴミが散々書きたててましたが、すっかりアップル系のわっしょい記事は息を潜めています。
どこまで持ちこたえらるか生ぬるく見守ることにしましょう。
http://p.twpl.jp/show/large/crrgq

あと、株価が最高値を更新したようです。
自社株買い終了宣言を見た覚えが無いので、まだやってるのでしょうな。
みかけだけのハリボテ商法ってどこぞとそっくり。
  1. URL |
  2. 2017/02/14(火) 05:58:10 |
  3. 7SUXEN #22s72cIM
  4. [ 編集]

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