鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
本家の鈴の音情報局はこちら→http://suzusuzu.dip.jp:8800/
スマホ・携帯端末アクセス[ランキング][アクセスシェア(グラフ)] (毎年10/1にログをクリア)

アップル、4~6月もiPhone3割減産継続、直前に印象アップの為のページの資料を編集の痕跡を確認

アップル、iPhone減産継続 4~6月も3割 ~ 日本経済新聞
米アップルのスマートフォン(スマホ)、iPhoneの減産が長引いている。国内外の部品メーカーによると、1~3月期に続き、4~6月期も前年同期比3割程度の減産を継続する。昨秋発売の主力モデル「iPhone6s/6sプラス」の販売が低調なため。高性能部品を供給する国内メーカーの工場は稼働率が低下しており、収益圧迫につながるのは避けられない状況だ。

ついにアップルが築きあげてきた夢の世界が幻としてまた一つ崩れつつあります。
iPhoneシリーズが前期に続き、前年同期比で生産3割減を継続をアップルがメーカーに伝えた模様。


アップルは去年のこの時期に6100万台売っている。

2015年Q3、iPhoneの販売台数は前年比35%アップの4750万台 ~ TechCrunch
ことiPhoneに関して、Appleはとどまるところを知らないようだ。
爆発的四半期を2度続けた後 ― Appleは2015年Q1にiPhoneを史上最高の7450万台販売し、Q2には6100万台売った ― Appleは伝統的に動きの遅い四半期をのiPhone販売台数を4750万台で終えた。これは対前年比35%増だ。

2015年Q1 7450万台 (生産対前年同期比三割減:5215万台[2235万台])
2015年Q2 6100万台 (生産対前年同期比三割減:4270万台[1830万台])
2015年Q3 4750万台

実際には販売数を生産数に当てはめるのは、生産と販売の時期が若干ずれるので
正しい事ではないです。しかし販売するには生産もそれだけ行っておかなければいけない
という事もあるのと、ある程度のざっくりしたグロスの数字を見る分にはそれほど問題が
有る訳でもないので参考程度に計算して追加みました。

それによると、生産数ベースでQ1では2235万台減、Q2では1830万台減ということになり、
この二期で4000万台分の生産数が減少した事になります。

4000万台も生産調整するなんて、少し前までの四半期一期分が丸々無くなった数字です。
これを急ブレーキと言わずして何と言いましょうか。

思うにiPhone 6では中国での販売が一気に火が着いて伸びた時期でした。
それが急速に減速した事が少なからず影響しています。

更にそれをもっと上回る勢いで世界中でのiPhoneの販売が減少しています。
スマートホン全体の伸び率の数字も停滞気味ではありますが、だからと言ってAndroid端末
は数字は減少どころか、きちんと成長を続けています。メーカー毎に明暗はあるにせよ、
Android端末の販売はしっかりと伸びています。

Kantar Worldpanel ComTech数字を見てもiPhoneのシェアが減少傾向である事が分かります。
恐らくiPhoneの需要は廉価なAndroid端末に取って代られた上に、その廉価なAndroid端末が
新たな層の需要を開拓し、その流れにiPhoneが全く着いていけてないのだと思います。
その結果、iPhoneのシェアは下がり、Androidが大きく伸びている結果を生んでいるのかなと。

世界的に下げ傾向では有りますが、特に中国での下げが大きい。
これがアップル的にはかなり痛いのでしょう。
何せ売れなくなってきている数字をカバーするのを中国に依存していましたから。


私が驚いたのは以下の記述。
新製品の発売が前倒しになれば数字が維持できるとの事。

Apple、4〜6月期もiPhoneを減産か ~ iPhone Mania
なお、Appleは例年9月に新型旗艦モデルを発表するスケジュールをここ数年続けていますが、仮にこれが前倒しとなれば、今回のような減産が継続されることはないことについても触れられています。

例年9月のiPhone新製品の発売が前倒しになれば数字が維持できるって・・・。

その後の数字はどうするの!!

なんとかiPhoneを持ち上げたくて仕方が無いiPhone Maniaで拾われたネタでは有りますが、
元々は日経の記事で書かれた事です。

ただ例年9月に発売してきた主力モデルの発売時期を前倒しすれば、5月下旬ごろには次期モデル向けの部品生産が活発になる可能性がある。

毎年9月に発売するように設定されたのは、かなり以前の記事から何度も指摘してきたように、
Q3とQ4の数字の調整という役割を果たす為です。発売前で数字が下がるQ3の終わりに少し数字を
盛らせ、Q4の年末商戦時期には一気に販売数を上乗せして最高販売数や最高益を自慢する為に
この時期に設定されているのです。

それをわざわざ前倒しにしてやっとこさのバランスで成り立たせていたのを崩せとか、どれだけ
経済音痴の経済紙なのよ。この記事書いているのってもしかして勉強が偉いだけ系のお坊ちゃん?


現状でも数字を作るのがとても大変になってきて、発売国を前倒し前倒ししてきて去年末までに
ほぼ全ての国への発売を終えた結果、今年に入ってからiPhone 6sを新規で発売出来る国が
なくなり、販売数が苦しい事になってしまっているのです。

その前倒しで数字が盛れなくなったからといって、わざわざ様々なバランスの元に決定している
9月末頃の発売を取り崩してでも5月頃の生産数を維持する事を優先すれば数字が作れるって・・・。


そもそもその時期はアップルはiPhone SEにかけていたはず。
それがほぼ役に立たなかったわけで、しかもSE発売後に売れている小型のiPhoneは5s/5/4s/4
旧型端末一色であり、SEは全く売れていません。

逆に急型端末の在庫ってどれだけ有ったのよって言いたくなる数字です。
アップルの発表する数字が出荷台数ベースである事がこれらの数字からも理由が透けて
見えるというものです。販売数ならヤバいのですよ。

iPhoneの販売数は2014年1月の発表分を最後に、次期の4月分以降からはアップルの
プレスリリースから販売数の数字が消え去っています。
しかもiPhoneだけなく、他の販売数系の数字が軒並み消えているという・・・。


2013年1月発表分の数字では販売数をこれでもかという程自慢しまくりなのですが、
一年後にはほぼ収束、翌期からはずっと発表無し。

ここから考えると、2014年には既にアップル自身が今後販売数的にヤバいという事に気付いていたと
言えると思います。今まで散々自慢してきた肝心の数字を2014年4月に開催した四半期決算の
プレスリリースからは排除していたということで、2013年9月発売のiPhone 5s/5cの時から既に
まずい状態になっている事をなんとなく感じていたというわけです。

当然私は今と基本的な論調は変わっていませんが、世間のメディアの論調は当時と今とははごろっと
変わっているのですよね。あのさー、あんたらプロなんだから・・・(~_~;)

そりゃ世間の雰囲気に沿う事や、一般的に求められている通りの情報を提供する事がこの手の
メディアの商売戦略として非常に大事である事は分かります。だけど私がこのプレスリリースや
実際のアップルの今までの動き見ると、どう見ても5s/5cの時点で出荷数減少に向けた準備を
行っていたとしか思えません。

というか実際にはこの頃から既に販売国の前倒しを行わないと数字を作れなくなっていた時点で
普通はアップル内部の人でなくとも何となく分かって当たり前だと思うのですけどね。


でもこの動きを見ていくと、アップル的には苦肉の策で行った、6/6 Plusの大型化による販売数の
跳ね上がりは嬉しい読み違えだったのだと思われます。

その跳ね上がりは翌年には高いハードルとしてアップル自身に跳ね返ってきます。
それが現状の大幅で長期のiPhoneの減産に繋がったのだろうというのが私の見立てです。

なにせ全世界では未だにiPhone 4や4sがそれなりの数売られているというのですから、
世界中にiPhoneの在庫がどれだけ積み上がっていたの?って考えてしまいますよね。

思うに、在庫が積み上がっているのは4や4sだけとは到底思えません。
この後5や5s/5cも有りますし、これの在庫が世界中に有って、iPhoneの不調が浸透するに
従ってあっちからもこっちからも投げ売りが始まるだろうと予想しています。

つまりiPhoneの財産的価値が徐々に目減りし始めるだろうという事です。
それはAndroidの安価な機種が山盛り出ることでさらに加速されていきます。

アップルがSEを発売したのは単なる偶然でも、単なる部品の在庫整理だけでもなく、
5sですら思うように売れていないという事を表していると思います。





さて、アップルが窮地に陥ると毎回必ずあるこれも忘れずに。

AppleはiPhoneを3年使って欲しいと思っている ~ iPhone Mania
Appleが環境保護の取り組みについて紹介したWebページの中で、iPhoneやMacなどの製品買い替えサイクルとして想定している期間について述べられています。
記述によると、最初のオーナーからiPhoneやiPadのiOSデバイスやApple Watchは3年、MacやApple TVは4年の期間、使用されることが想定されている、とあります。

アップルが生産の三割減の維持をメーカーに通達する直前に、これを発表した模様。
アップル自身がそれを覚悟して予め準備を進めていたようにも思えます。

それを確認してみました。

Apple Environment
このページ

http://images.apple.com/environment/pdf/Apple_Environmental_Responsibility_Report_2016.pdf (2016 Progress Report)
これ。


完全に直前に準備・・・w


Apple、アースデイにあわせて自社ロゴの一部をグリーンに ~ iPhone Mania
■今年は1週間にわたってリーフ部分をグリーンに
ニュースメディア『MacRumors』は、Appleが4月22日のアースデイにあわせて、自社ロゴのリーフ部分をグリーンに変える取り組みのほか、従業員のユニフォームをグリーンに変えるなどの取り組みを行っていると伝えています。

こういったどうでもいいけど、アップルの印象が良くなる事も積極的に報じられていますね。


2016年4月16日・・・絶妙なタイミングですねぇ。



この二期で生産数ベースで4000万台もの減産があるわけですから、影響は少なくありません。
事前に印象アップを図った動きを始めていたとか、アップルもかなりヤバいと感じているのを裏付けていますね。

関連記事
  1. 2016/04/18(月) 19:45:15|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<【BCN】iPhone SEの二週目、アップルの品切れ商法のおかげで大幅順位下げ | ホーム | 熊本地震で被災したソニー(SSMC)のCMOSイメージセンサー工場、その影響を検証してみる>>

コメント

誤:ついにアップルが気付き(きづき)あげてきた
正:ついにアップルが築き(きずき)あげてきた

誤:急型端末一色であり
正:旧型端末一色であり

>SEは全く売れていません。
正しく言うと、「売って(出荷して)くれない」でしょうね。
キャリアショップは初回の数台だけで後は未定だそうですし、量販でもアポストでも日本はまったくと言えるほど入荷が無いそうで。
おそらくこの価格帯が定着してほしくないのでしょう。
7を出したときに「高い」と思われたらさらに売れなくなる。だからわざと出荷を絞って低価格という味を占めさせたくないといった裏を感じます。

>仮にこれが前倒しとなれば、
要するにすべてを前倒し、分散するということでしょう。
たとえば6月に新型、9月あたりにPlus、s付きを12月、s付きPlusを1月、4インチを3月という具合に。
ただしこれでも止血にすらなりえず、最初の一年くらいは前年割れしつつわずかでも盛り返すでしょうけど、すぐに飽和して元の木阿弥。
勝負しに行くなら、それこぞ3万くらいを上限とした安売りするしかありません。もちろん安売りしないための独自端末である以上、もはや八方ふさがり。もう切れるカードは少なく、自爆特攻覚悟でしょう。
・ノルマ不達時、契約期間単位で売った数の5倍の定価を違約金とする(次回契約を切られる可能性あり)
・ノルマ不達時、次回契約に応じない(販路の喪失により以後さらに苦しくなる)
・ノルマ不達時、国家間経済制裁発動(アメリカ政府が民間企業に介入して圧政に踏み切るかは疑問)
キャリア優遇の安売りができないAppleWatchを見れば、単体販売の実力は推して知るべし。Appleブランドでウェアラブルとしてはおそらく未来永劫破ることのできないほどの数は出たでしょうけど、需要の高さは携帯どころか固定電話機よりも少ないと考えるのが自然かと。

信者たちもいつのまにか元気が無くなり、4sですらまだ続くアップデートサポートを盾にAndroidをこき下ろす毎日。
「アップデートすると動作がおかしい、バグだらけだ、重たすぎる、糞アプデ早く直せ、アプデして不具合ないか?人柱求む」と能動的にアップデートを回避しまくるくせにね。
信者たちもうすうすわかってるんでしょう。
もうすっかり斜陽であることを。
  1. URL |
  2. 2016/04/18(月) 19:59:24 |
  3. 7SUXEN #22s72cIM
  4. [ 編集]

コメントの投稿(投稿時には必ず何らかの名前を付けてください)


管理者にだけ表示を許可する

(名前を入れないとクリックできません)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://suzunonejh.blog15.fc2.com/tb.php/6691-2f5a1fc3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

機能リンク

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

ブログリンク

RSSフィード

QRコード

QR

月別アーカイブ



メールフォーム

お問い合わせ・ご質問はこちらから。

名前:
メール:
件名:
本文:

suzunone.m(あっと)gmail.com に
直メでもOKです。