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ドコモの3.5GHz帯TDD-LTE商用化は2016年6月開始、3.5GHz帯の割り当てから災害時の電源確保まで

ドコモが3.5GHz帯を利用して、CAの屋外試験で実測で340Mbpsの通信に成功しました。

NTTドコモがTD-LTEの3.5GHz帯を利用したCAの屋外試験を実施、6月に下り最大370Mbpsへ高速化を目指す ~ blog of mobile
NTT docomoは2016年2月24日に千葉県のフィールド試験実験基地局においてFDD-LTE方式とTD-LTE方式を組み合わせたキャリアアグリゲーション(CA)の通信試験を実施し、下り340Mbpsを超えるデータ通信に成功したことを発表した。

ドコモはこの2016年6月から3.5GHz帯のバンド42の運用を開始し、3CCAの370Mbpsのサービスを開始する。

NTTドコモ、6月にもPremium 4Gの通信速度を下り最大370Mbpsに引き上げ、テストでは下り最大340Mbpsを達成 ~ juggly.cn
NTT ドコモは 3 月 2 日、FDD-LTE と TDD-LTE の電波を束ねたキャリアアグリゲーションで下り速度 340Mbps のデータ通信速度を達成したことを明らかにしました。
NTT ドコモは今年 6 月にも「PREMIUM 4G」サービスの強化を図るべく、3.5GHz 帯の電波を TDD-LTE に使用したキャリアアグリゲーションサービスを開始する予定です。今回はそのサービスの実用化に向けたテストとして千葉県の屋外施設で通信テストが実施されました。

ドコモは1.7GHz帯のFDD-LTEと3.5GHz帯のTD-LTEを組み合わせたCA通信で規格速度で370Mbpsの通信を
目指した試験を行いました。そこで実測で340Mbpsの結果を叩き出したのですから、かなり優秀だと思います。

ドコモの報道発表資料に詳細な試験の報告がされています。



1.7GHz帯はFDD 15MHz幅で150Mbps、3.5GHz帯ではTDD 20MHz幅で110Mbps×2帯域の
3つを束ねて370Mbpsとなっています。

ではTDD20MHz幅×2の40MHz幅はどこを利用しているのでしょう。
割り当てた時から振り返ってみましょう。



3.5GHz帯は携帯大手3社に順当割り当て、ただしKDDIには特別な条件付与 ~ ITpro


ドコモのみLowバンド、auとソフトバンクの二社がHighバンドでぶつかります。
その審査結果は以下の資料の通り。



携帯大手3社の3.5GHz帯投資計画が判明、サービス開始は2016年初夏以降、投資額は差が出る


ドコモは競合がいないのでそのままLowバンドを取りました。
auとソフトバンクはソフトバンクが勝ってHighバンド、auは誰も申請しなかったMiddleバンドという結果に。

点数は700/900MHz帯の時に我慢に我慢を重ねていたドコモが圧倒的で13点。
まあ競合が無かったので、審査に関係なくLowバンドは取れたと思いますが。

ではauとソフトバンクはというと・・・。
auが初めから捨てているとしか思えない評価を受けています。

基準Bで認定から4年後の年度末ではauは5局と初めから捨てているとしか思えない回答。
ソフトバンク3270局で二番手の評価を獲得。

しかし・・・上の資料の特定基地局の設備投資額を見ると、

  ・ドコモ     1,821億円
  ・au       1,676億円
  ・ソフトバンク  767億円

え?

  ・ソフトバンク  767億円

え?え?

  ・ソフトバンク  767億円

え??え??え??

これ、特定基地局(今回割り当てを受ける帯域を利用する全ての基地局)への設備投資額です。
ソフトバンクは計画でいい評価を受けてはいますが、ドコモやauの半分以下しか設備投資をしません。

まーたボロ基地局をばら撒く計画のようですよ。
こんなので二番手の評価をするんですから、所詮電波部ですね。
いい所の大学出のお偉いさんは、やはり生粋の詐欺師には勝てないのでしょうか。


第4世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定
- 3,480MHzを超え3,600MHz以下の周波数を使用する特定基地局 - ~ 総務省

総務省では、本日の電波監理審議会からの答申を踏まえ、別紙3PDFの条件を付した上で、申請のあった3件の開設計画を次のとおり周波数を指定して認定することとします。
 〇株式会社NTTドコモ                  :3,480MHzを超え3,520MHz以下
 〇KDDI株式会社/沖縄セルラー電話株式会社 :3,520MHzを超え3,560MHz以下
 〇ソフトバンクモバイル株式会社           :3,560MHzを超え3,600MHz以下

3.5GHz帯のバンド42(3.4-3.6GHz)では後ろ詰に40MHz幅×3帯域のLowはバンド42の前の空き帯域
との接続、Highはバンド43との接続を前提に考える事が出来ます。

Highバンド側はバンド42と43なので一つのバンドとして扱えないので、どの程度のメリットが有るのか
分かりませんが、端末側ではほぼメリットが無いと思われますが、基地局側ではメリットが有るのかも
知れません。auと取り合いになったぐらいですし。とにかくHigh側を狙った二社は将来割り当てられると
思われるバンド43の3.6GHz-3.8GHz帯を意識していた事は間違いないでしょう。


では何故そんなに連続した帯域を意識しているのでしょうか。
恐らく私は20MHz幅以上を運用する5G世代を意識しているのだと思っています。
そこに有る資料では3GHz帯は広帯域運用と記されています。



LTEでは20MHz幅が限度ですが、LTE Advancedでは100MHz幅程度の単一帯域幅を利用できますから、
CAを組まなくとも、一つの帯域でGbpsレベルの速度が期待できます。
各社ともそれを意識してMiddleバンドではなく、LowバンドとHighバンドを取りたがっていたのです。


ドコモの3.5GHz帯TDD-LTE商用化は2016年6月 ネットワーク説明会を開催 ~ WirelessWire.News
■燃料確保のために石油連盟と覚書締結
電源対策としては、通信ビルの商用電源供給が停止した際に非常用発電機等自家発電用燃料を継続的に確保するために、NTTグループ各社が石油連盟との間で災害時の重要施設に係る情報共有に関する覚書を締結した。
東日本大震災の時には国を通じた緊急石油供給の要請にもとづき石油連盟による石油供給が試みられたが、施設側の貯蔵タンク注入口とタンクローリー側ホース先端の金具の型式が合致しないなどの問題で円滑な石油供給ができなかったことの反省を踏まえたものだ。
また、「津波監視システム」の運用を2016年3月4日から開始する。海への見通しが良い位置にある16箇所の基地局に監視カメラを設置する。監視するカメラは、太陽光パネルを用いた独自電源及びマイクロ波装置を備えているため、災害発生時においても監視を継続して行える。津波発生時の沖合の海面の様子を確認する他、遠隔でカメラを操作し、基地局周辺の通信設備の被災状況を確認する。

ドコモは災害時に、基地局に対して設置する発電機に対する燃料を継続的に確保する為の覚書を締結。

私が2011年に東北に行った時に、沢山小型の発電機で運用されていた基地局を見かけました。
以下の写真は女川町の後に通りがかった海岸沿いに有った基地局の写真です。ちなみにこの発電機は
三相4線200V級、三相4線400V級、単相3線100V/200V級の3種類の電源に対応できるものです。

東北に乗り込む#36日目 ~ 当ブログ記事


以下は気仙沼市街地近くのソフトバンク基地局。
この発電機が極端に余力のないものというわけではありませんが、ドコモのものとサイズの違いが見て分かると思います。
ちなみにこの地域のソフトバンクの基幹局です。
上記のドコモの穴埋め局とは役割と重要度は違うはずですが・・・。



東北に乗り込む#15日目 ~ 当ブログ記事


この地域の基幹局と思われる、ドコモの基幹局と陸前高田気仙局。
基幹局だけ有って、電源車と思われる車がベタ付けで設置されていました。
完璧な体制ですが、電源の燃料が継続して供給出来なければ意味が有りません。





東北に乗り込む#11日目 ~ 当ブログ記事


私が東北で見てきた発電機で運用されていた基地局を思い返すと、重要施設だけではなく、
基地局に設置する発電機などの分も一緒に継続確保するようにしておいて欲しいなと思います。

関連記事
  1. 2016/03/03(木) 22:52:33|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<Xperia Z5のAndroid 6.0は「指紋認証率向上、カメラ立ち上げ速度とシャッターが切るまでの時間の高速化」等、全体的に地味だけど確実に使い勝手がアップしているようです | ホーム | 国際民間航空機関(ICAO)がリチウムバッテリーの機内持ち込みルールを明確化、予備バッテリーは手荷物預かりには出さずに必ず客室へ持ち込む事>>

コメント

まあ、一番トラフィックがカツカツなのはドコモだってところで。

国内一番乗りを目指したんじゃなくて、諸外国で3CCA始めてるし、じゃあってところかな。
ドコモってLTE以降の規格に対して、石橋叩くくらいの慎重ぶりだよね。むしろ小心者?
  1. URL |
  2. 2016/03/10(木) 17:15:12 |
  3. どこも族 #c/PM1KLI
  4. [ 編集]

電源車との記載がありますが、
これは移動基地局車(P-BTS)ですね。
  1. URL |
  2. 2016/03/10(木) 23:20:54 |
  3. 元担当者 #Oad5Zm76
  4. [ 編集]

また妄想記事か…
ミドルをとりたくない技術的理由なんて決まりきってるだろ
  1. URL |
  2. 2016/04/03(日) 08:23:55 |
  3. 中の人 #-
  4. [ 編集]

>どこも族さん
まあドコモはLTEの開始もかなり臆病気味に始めましたしね。
3Gの時に飛び出して後のフォローが大変だったって事がトラウマとして残ってるんじゃないかと。

>元担当者さん
P-BTSのマニュアルも有りますし、確かに移動基地局車なのは分かるのですが、
どうも車から出ているケーブルが蓄電池施設へまっすぐ伸びている事から、この場所の基地局施設は
そのまま使って、バッテリーの充電にこの車の発電部だけを使っているのかなと考えていたのですが・・・。

>中の人さん
>ミドルをとりたくない技術的理由なんて決まりきってるだろ
何の説明もせずにそういうものいいって、小学生でもできるんですよ。
こき下ろすなら、多少でも技術的な事に触れるか、何か参考になるURLでも置いてってくださいな。
  1. URL |
  2. 2016/04/07(木) 21:23:37 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

>バッテリーの充電にこの車の発電部だけを使っているのかなと考えていたのですが・・・。
某社は祭りの屋台に使われるような小型のやつを使ってるんでしたっけ?
  1. URL |
  2. 2016/04/08(金) 06:18:15 |
  3. 7SUXEN #22s72cIM
  4. [ 編集]

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