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【今更】Xpria arc(SO-01C)にCM12.1(Android 5.1.1)を入れてみた、フルセットで使うには若干工夫はいるが快適に使えたの巻

最近また手持ちの古い端末を触るのが面白くなってきました。
先日CM11(Android 4.4.4)をXperia arcに入れたのですが、Link2SDが無料版ではデータは1GBの
内部eMMCにしか作ることが出来ないとか、細かい制約が有るので結局面戸が起きるという事。
そのせいなのかどうかは不明ですが、動作が微妙な所も有り、結局CM12.1に入れ替える事にしました。

CM12.1だとMicroSD内に切ったext4の第二パーティションは自動的に/dataに結びつけてくれる
との事だったのも大きな理由です。Link2SDが要らなくなる。
というか完全にXperia arcの問題点だったeMMCが1GB問題から解放されるという事が大きい。

というわけでどうなるのかとりあえず実験です。

Xperia arcは今触っているGXやZとは違って国内版でもBLがアンロックできる端末です。
二台あるarcの内、以前Firefox OSを入れていた一つだけアンロックしてあるのでそれに入れました。
焼いたのはarc向けにCMをビルドして下さっている方のここで配布されているやつです。

/LX12.1_UBERTC_6.0_5.2/cm-12.1-20151213-UNOFFICIAL-LegacyXperia-anzu.zip (2015/12/13 20:36)
を焼きました。

urusiとanzuが有るので注意です。
urushiはXperia Ray(SO-03C)で別の端末なので。


焼くにはまず、Firstbootモードでboot領域をboot.imgで書き換えます。

PC側のコマンドラインで下記のように打ち込むだけですね。
>fastboot flash boot boot.img

勿論boot.imgのファイルを準備済みでなくっちゃいけませんが。
これでboot領域が書き換えられて同時にboot領域に埋め込まれているCWMも書き込まれます。
BLアンロックされている端末はこういった所が楽ちんでいいですね。

ちなみにboot.imgを書きこむ前にMicroSDに上記のCM12.1本体を転送しておかないとちょっと
面倒な事になります。やりたい方は先に転送を済ませてから始めましょうね。
準備忘れが無いか、しつこいほど確認するのがROM焼きの鉄則です。
忘れていたら後のフォローが面倒くさくなるので。

boot.imgさえ焼ければCWMを立ち上げてCM本体のzipを焼いて、5.1用のgappsも焼けば完了です。
私はopen gappsのpicoを焼いています。
電源オンで「ぶるっ」としたら、ボリュームの↓をポチポチしていたらCWMが立ち上がります。

MicroSDからzipを選んで二つをインストール後、ブート後にアプリ等のプリコンパイルが入ります。
5分ぐらい(適当w)したら無事CM12.1が立ち上がりました。



Androidセキュリティーパッチレベルが2015/12/1でかなり新しいです。
GX用が2015/12/29のソースコードですが、セキュリティーパッチ的には同じ12/1のものです。

というわけで、当然安全な状態になりました。
左はCM12.1(Android 5.1.1)で、右は先まで入れていたCM11(Android 4.4.4)の時のです。




そんなわけで各ブラウザでのStageflightのサイトでのチェックはこんな感じです。



全部パスして安全になりました。

SO-01Cは2011年3月24日発売で、Android 2.3.2 → 2.3.3 → 2.3.4とバージョンアップされ、
4.0 ICSはリリースされなかったAndroid 2.3で終了した端末です。
プロセッサはSnapdragon MSM8255 1GHzのシングルコア。
クロックアップ耐性が強く、1.7GHz辺りまでクロックを上げている人もいるようです。
私は1.2GHz程度で使っていますけど。CM12.1だと1.4GHzまで上げられますね。
クロックアップした分、CPUへ供給する電圧を下げていますのでバッテリーの持ちは変わらず。

その時期のiPhoneの状況は、4が2010年6月24日発売で4Sが2011年10月14日発売でarcは
丁度その間に発売されました。4sはiOS9が来ていますが4はiOS 7.1.2でサポートが終了しており、
iPhone 4が売られている時期に発売されたXperia arcが最新に近いというか、現行の製品に
主力で搭載されている5.1.1までアップされた事はすごい事だと思います。


ではarc向けのCM12.1の何がスゴイかというと、arcの内蔵eMMCが1GBしかないので、
Linuxカーネルやらアプリやら/data以下アプリ関係で使う全てのストレージメモリが
1GBで賄われており、アプリ向けが400MB程度しかなかった事。その問題を解決しました。

このストレージの狭さがarcの使い勝手の悪さに繋がり、この端末の寿命を極端に短くしました。
それをCM12.1ではMicroSDカードに第二パーティションを切り、ext4でフォーマットしていれば、
自動的にそこに/dataを割り当てる事でストレージ問題を解決しています。

私はたまたまGXの内蔵ストレージで似た様な事をするのを思いついて無駄なあがきをして
いましたが、arcでは既にそれを解決してビルドしたROMがリリースされていた事に驚きました。

インストールしたarcのCM12.1を触ってみると、確かに快適。
利用してるMicroSDでは内蔵eMMCよりも遅いと思われますので、動作の足を引っ張るかなと
思いましたが、それよりもストレージの狭さで整理が頻繁に入るマイナスが無くなったので、
その快適性のメリットの方が遥かに大きく、アクセスの速度差は大して問題になりません。
もちろん最低Class 10のカードを使うぐらいは必要ですが、それ以下のカードを持っている
人の方が少ないでしょう。

これ完全にarcのストレージ1GB関連の問題を克服しちゃいましたね。
もしかして実用レベルに届いてしまったかもしれません。

でもそんなに簡単に全ての問題が解決したとは言えません。
ストレージ問題が終わってやってきたのはRAM問題。

arcの搭載RAM容量は512MBです。
ここにカーネルやHALが載り、その上にAndroid OSが走っています。
DalvikでしたらRAMはそう食わないのですが、ARTは結構RAM食いです。
私の普段のアプリのセットを入れていくと、RAMの空が100MBを切りました。

さすがにここ迄RAMの空が減ると頻繁にガーベージコレクションが起こって
操作がかなり不快になります。困るのが検索などで文字入力しようとして
IMEが立ち上がったり、設定画面やIDの登録で次々と画面が開く場合。

これ結構RAMを食う作業です。
普段の操作は問題なくてもこういった新しいウインドウが上にかぶせて開いたり、
それを別のアプリで行うので、アプリを呼び出したりするときに動作が固まってしまいます。

というわけで実用になるようにシェイプアップ作戦。

CM12.1のAndroid 5.1.1はarcのシングルコアでも十分に軽く扱えます。
その状態から動作を劣化している要因を排除するのが目的です。

それにはWEBアプリを生かせという事で、意外とメモリを食うGmailやその他ウェブアプリ化
されているものでそこそこ巨大なものをChromeブラウザで開き、アプリをそのChromeで
開いたショートカットに置き換えます。

つまりはFirefox OSのような使い方にするという事です。
Firefox OSは一部ウェブアプリが一つのファイルになっていて端末にダウンロードして
オフラインでも使えましたが、私の方法ではそれは出来ません。
でもまあ電波が無い場所で使う事もないでしょう。

それをやって巨大アプリを排除すると動きが途端に軽くなりました。
特にプッシュ通知を受け取る為にメモリに常駐するアプリが意外と多く、それが溜まると
RAMの空が減少します。なのでRAMの少ない端末ではこの通知するアプリをどれだけ
メモリから排除するかがRAM不足を解消して快適化できるかの決め手になります。
他の古いAndroid端末でも使えると思いますが、恐らく古いiPhoneでも使える手法でしょう。
アプリのウェブ化は意外と使えます。Googleマップもウェブ化してもそこそこ使えました。
ただGoogleマップはプッシュ通知がないのでウェブ化するメリットは余りありませんが。

アプリをウェブ化する時の注意点として、利用するブラウザのセキュリティーに気をつける
必要が有ります。Android 5.1.1でその上で動いているChromeなので、その点については
全く問題なし。ブラウザが更新されたら更新を怠りさえしなければ今後も問題ないと思います。


古い端末でもここまで出来るんだという事でXperia arcをちょっと見直しました。
が、テスト用のAndroid 4.4の環境が無くなったのはちょっと残念です。
現在どう考えても古いarcが5.1.1、GXが6.0.1、その中ではまだ新しい方に入るZが4.4.2と
いうおかしな状況です。Zは赤星氏により5.1.1のCM12.1がリリースされたのでこれも
近々書き換えることになります。(その件は別記事で)


他にも古い端末が有り、4.0.4や2.3.7なんかも残っていますが、JellyBeanやKitKatが無いのが痛い。
旧OSでは一番実用レベルでしたからね。

でもまあ5.1.1が新OSでは息の長くなるものと思われますので、旧端末がこのラインまで
来れるという事は大きいと思います。本来こういった事はキャリアやメーカーが道筋を
引くべきなんですが、どうも目先の商売ばかりに目を向け、買い捨て指向に端末の利用を
方向づけてしまったのが問題だと思います。

そんな事をしてユーザーは信頼感を失ったまま手元にある端末を使い続けている状況です。
自分で出来る人は私のように古い端末を再生して使っていますし。

これがメーカー自身により、ある程度の事をやってくれていれば、結局は端末を買う数が減少して
いても、そのメーカーやキャリアへの信頼感は今の状況とは全く違うものになったと思います。

どうせ販売数が下がるなら、ユーザーの支持を売れていた時期にどれだけ作っていたかが
飽和した時代に生き抜けるかの違いを生み出すのだろうと思います。

今販売が下がり苦しんでいるメーカーやキャリアは、売れていた時期に何をしていたのか、
よく思い出すといいと思います。どうせ私達のような人はこうして端末再生を行うのですから。

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  1. 2016/01/15(金) 19:57:53|
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