鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
本家の鈴の音情報局はこちら→http://suzusuzu.dip.jp:8800/
スマホ・携帯端末アクセス[ランキング][アクセスシェア(グラフ)] (毎年10/1にログをクリア)

ARMがARM v8-Aアーキテクチャの時期主力コアになるCortex-A72を発表、CCI-500内部バスもかなり性能アップで16TBの物理メモリ迄管理可能に

ARMがARM v8-Aアーキテクチャの時期主力コアになるCortex-A72を発表しました。

ARMがモバイル向け新CPU「Cortex-A72」と新GPU「Mali-T880」を正式発表 ~ リンゲルブルーメン
英国のARMはモバイル向け新CPU「Cortex-A72」や新GPU「Mali-T880」を正式発表しました。

Cortex-A72は現主力コアのCortex-A57の後継コアとして登場した次期主力コアです。
Cortex-A53とのbig.LITTELEの組み合わせにも対応しています。

ソースとなっているPC Worldの記事ではもっと詳細な内容が見られます。
The new Cortex is an ARM v8-A, 64-bit chip, meaning that it will see a performance boost if paired with Google’s new 64-bit Lollipop operating system—and not, if it’s forced to run a 32-bit OS. Today, however, Lollipop is relatively unused. According to Davies, that's not a problem; the Cortex-A72 is a very good 32-bit processor as well.

While the main Cortex application processor and the Mali GPU will be the two main selling points for Cortex-A72, ARM also announced a CCI-500 interconnect, a wider, more efficient pipe feeding the chip with data; and optimizations for TSMC's 16-nm FinFET+ 3D transistor technology.

【私適当訳】
新Cortexは、ARMのV8-Aアーキテクチャを採用した64ビットのチップである。
Googleの新しい64bit Lollipop OSとセットになった場合、大変なパフォーマンスのアップを示します。
しかし今日ではLollipopは比較的未仕様であり、32bitでの動作を強制されています。
デイビスによるとそれすらも問題ではない、Cortex-A72は非常に優れた32bitプロセッサコアである。

メインのCortexアプリケーションプロセッサとMali GPUはCortex-A72のための二つの主なセールスポイントになりますが、ARMはまた、CCI-500内部接続、より広いより効率的なパイプ・データを持つチップを供給とTSMCの16nmのFinFET+3Dトランジスタ技術の最適化を発表しました。

ARMの次期主力Coretex向けにCCI-400内部バスからCCI-500バスに変更され、データ転送能力が
向上しています。上がCortex A57+A53のセットで利用するCCI-400バス、下が新しいCCI-500バスで
構成されているブロック図です。


CoreLink CCI-400キャッシュ コヒーレント インターコネクト


CoreLink CCI-500 Cache Coherent Interconnect


CPU、GPUは勿論内部転送バスも高速化されていて、それも大きな売りになっています。
なので同じ製造プロセスで製造したとしても、省電力コア側のCortex-A53側の性能も
やや向上する事が見込まれます。更に製造プロセスもTSMCのFinFET 16nmへと進むと
の事なので、更なる性能アップが期待できます。

私はアーキテクチャコアの計算性能向上も勿論必要と考えていますが、転送バスの
速度向上が何よりも一番重要と考えている人なので、CCI-400からCCI-500へ、どの
ぐらい性能向上しているのかに強い興味を示しています。どれだけ計算が速くても
ここが遅いとCPUの性能もGPUの性能も持て余してしまいますからね。特に大量の
データを転送しまくるGPUに大きな影響が及びます。

CCI-400
 ・128bit幅のデータバス
 ・10Gbyte/秒の転送能力
 ・Quad Cortex-A7, Cortex-A15, Cortex-A17, Cortex-A53, Cortex-A57に対応
 ・40bit(1TB)の物理メモリ空間

CCI-500
 ・CoreLink CCI-400の最大2倍のピーク帯域(20Gbyte/秒)を有する
 ・タブレットやクラムシェル為のチャネルメモリシステム(例えば4X LPDDR4)を4倍までサポート 
 ・CoreLink CCI-400に比べて35パーセントのプロセッサメモリの性能向上
 ・Quad Cortex-A7, Cortex-A15, Cortex-A17, Cortex-A53, Cortex-A57, Cortex-A72に対応
 ・44bit(16TB)の物理メモリ空間(CCI-400の16倍の物理メモリを直接管理可能)

CCi-500では物理メモリアクセス能力がCCI-400の16倍になっています。
CPUやGPUは64bitのアドレス空間を管理できますが、実メモリをどこまで搭載できるかは、
どんなプロセッサでも内部バスの仕様に限定されてしまいます。その内部バス仕様が
40bitから44bitに拡張、16倍の物理メモリを直接接続して管理できるようになります。


Snapdragon 810ではCortex-A53 x 4 + Cortex-A57 x 4という現在考えられるハイエンドの
構成になっていますが、それがリークされた情報ではSnapdragon 815/820では以下の
ようになるとされています。
クアルコムの新プロセッサ(820/815/629/625/620/616)の情報がリーク、820は14nm FinFetプロセス、新Taipanアーキテクチャも
●Snapdragon 820
 ・64bit(TS2)Octa Core
 ・Adreno 530
 ・LPDDR4
 ・MDM9X55 LTE-A Cat10
 ・Samsung/GF 14mm FinFet process

●Snapdragon 815
 ・64bit(quad TS1i+quad TS1 big.LITTLE) Octa Core
 ・Adreno 450
 ・LPDDR4
 ・MDM9X55 LTE-A Cat10
 ・20mm process

Snapdragon 815/820では810で使用されたCortexA53/A57を更に超える世代のコアの
Taipanコアが利用されるとリークされています。恐らくCortex-A72はそのTS1かTS2の
どちらかと競合するものになると私は予想しています。


私が感じているのは、CPUの新コアアーキテクチャの発表に、プロセッサの進化が
追いついてきており、今まではCortex-A53/A57が発表されていながらも、実際に
プロセッサが登場し、それがスマートホンやタブレットなどの製品へと反映される
までには何年もかかっていました。

それがCortex-A72ではかなり期間が短縮されると見込まれます。
早ければ2016年には店頭に並ぶ製品に利用されているかもしれません。

それを考えると開発がかなり追われていく事になっていきそうです。
またQualcommのTaipanや、Cortexをそのまま使うnVidia、またアップルのAプロセッサの
Cycloneに利用されているコアアーキテクチャ等とも激しい競争になっていくと思われます。

アップルは恐らくA9ではCycloneコアの世代を上げてCyclone Gen3でくると思われますので、
そちらの性能アップも見ものだと思っています。

関連記事
  1. 2015/02/08(日) 19:58:43|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<カナダRogers向けXperia Z1にLollipopへのアップデートが4月、Z3は3月に | ホーム | スマートウォッチの「有る時~」「無い時~」、情報機器から溢れる情報に操られる未来は来ず、人が中心の世の中は不変>>

コメント

コメントの投稿(投稿時には必ず何らかの名前を付けてください)


管理者にだけ表示を許可する

(名前を入れないとクリックできません)

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://suzunonejh.blog15.fc2.com/tb.php/5645-20f2c010
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最近の記事

機能リンク

最近のコメント

カテゴリー

ブログ内検索

ブログリンク

RSSフィード

QRコード

QR

月別アーカイブ



メールフォーム

お問い合わせ・ご質問はこちらから。

名前:
メール:
件名:
本文:

suzunone.m(あっと)gmail.com に
直メでもOKです。