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Snapdragon 810の熱問題でGalaxyS6&LG G4の生産に影響?&華為の64bit8コアプロセッサKirin620発表

スマートホン向けプロセッサのネタを二つ。

「Snapdragon 810」に発熱や速度低下の問題─GALAXY S6やLG G4の生産に影響か ~ リンゲルブルーメン
Qualcommの次期プロセッサ「Snapdragon 810」に不具合が生じ、サムスンやLGの次期スマートフォンの発売に影響を与える恐れがあると、業界筋の話として韓国メディアが報じました。

Snapdragon 810に発熱や速度低下の問題が起こっているとの事ですが、仕様と性能を
考えると当たり前の事じゃないかなという気がします。8コアの内の4つはCortex-A57が
載っているので発熱は半端じゃないでしょう。

プロセッサ自身の作りの問題なのか、それとも端末側の冷却不足の問題なのか、
その辺は分かりませんが、今後Snapdragon 810を使うのは楽ではないと思わせる
出来事だと思います。


もう一つ64bitオクタコアプロセッサネタ。

Huaweiが新プロセッサ「Kirin 620」発表、格安スマホがさらに高性能に ~ Buzzap
格安SIMフリースマホで日本市場で本格参入を進めるHuaweiが自社スマホ向けプロセッサを刷新しました。詳細は以下から。
「Kirin620」の詳細。28nmプロセスで製造され、CPUにARM Cortex-A53(1.2GHz、8コア)、1080p・30fpsのフルHD動画の録画再生可能なGPU(Mali450MP4)を採用。下り最大150MbpsのLTEに対応したほか、次世代音声通話「VoLTE(eSRVCCで3G回線へも切り替え可)」もサポートしています。

Huawei、LTE 通信 64bit 対応 ARM Cortex-A53 オクタコア(8コア)プロセッサ搭載チップセット「Hisilicon Kirin 620」発表 ~ GPAD
中国 Huawei の子会社となる半導体メーカー Hisilicon より LTE Category 4 150Mbps 対応 ARM Cortex-A53 8コアのオクタコアプロセッサに GPU Mali-T450MP4 を搭載したチップセット (SoC) 「Kirin 620」が発表。
■ 仕様
 プロセス: 28nm
 CPU: ARM Cortex-A53 x8 1.2GHz
 GPU: ARM Mali-T450MP4
 カメラ: 1300万画素対応
 ビデオ: H.264 1080p Full-HD 動画撮影対応
 LTE: LTE Category 4 対応
 ネットワーク: FDD-LTE / TDD-LTE / TD-SCDMA / W-CDMA / GSM 対応

Huaweiがスマホ向け64bitオクタコアプロセッサ「Kirin 620」発表 ~ リンゲルブルーメン
Huaweiがスマートフォン向け64bitオクタコアプロセッサ「Kirin 620」を正式発表しました。
■主な仕様は以下のとおり
 ・CPU:Cortex-A53 x 8コア 1.2Ghz
 ・GPU:Mali-450 MP4
 ・TDD/FDD-LTE Cat.4 150Mbps
 ・1300万画素カメラ
 ・ビデオは1080p 30Fpsまで

ファーウェイのスマートホンプロセッサ、Kirin 620が発表。
Cortex-A53が8コアとハイエンドではないにしてもなかなか豪勢な作りです。
2015年は64bit×8コアがハイエンドではない時代に突入する模様です。

アップルのAプロセッサはコア数は少なくても64bitである事と、コアあたりの性能を稼ぐ
作りにして低クロックでも性能を稼ぐ作りをしていましたが、それでは省電力的には
限界値が低くなります。

Android等向けのプロセッサはコア当りの性能を抑える代わりにコア数を増やし、
電力消費を抑える作りになっています。

その分JavaScript等のシングルコアの処理性能が影響を受けやすいものでは
特にベンチマークで差では出やすくなりますが、マルチスレッド処理を上手に
生かしているアプリでは多コア化されたプロセッサの方が圧倒的に速くなります。

アプリプログラマの腕次第という部分は有りますが、今後のプロセッサは
マルチスレッドをよりうまく生かしたアプリが高性能を叩き出すようになると思います。
関連記事
  1. 2014/12/06(土) 20:34:11|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<Touch IDはセキュリティからアップル以外では修理不可能、そこまでしてセキュリティーを高めてもLINE等を入れると全く無意味ですけど | ホーム | Nexus 9/7(2013)/10にAndroid 5.0.1のアップデートが公開&海外版Galaxy S5に5.0Lollipopが公開>>

コメント

設計上の問題の可能性もありますが、20nmプロセスの問題である可能性もあります(私は後者の方の可能性を疑っています)。
リーク電流が想定ほど減らなかったのか、それとも省電力機能がイマイチなのか分かりませんが、今になって問題が起こっているのはちょっと嫌な気がします。
完璧になってから出して欲しくはありますが、あんまりにも遅れるとIntelのCherry Trailが出てきて、Bay Trailのようにすさまじい勢いでタブレットへの採用を増やされ、20nm製品のボリュームの点で少々厄介な事になりはしないかと心配です。
スマートフォン用はモデムチップとKrait/Adrenoのアドバンテージが大きく、少々遅れてもSnapdragon805/801で食いつないでおけば何とかなりそうではありますが、いずれも28nmのため、20nmのボリューム如何で価格が高騰したら端末価格がエライことになりそうな気がします。

現状、20nmはAppleのAシリーズのように多クラスタを低クロックで動かす製品しかできないということなんでしょうか。
AppleとしてもA8Xに8クラスタのカスタムGPUなんて積みたくなかったでしょうから、Mobile Keplerと並んでおくためにやむにやまれず、というところだったのかもしれません。
もっとも、Android5.0にて電力設定をMax PerformanceにしたTegra K1には明らかに負けているので、並んでいるとは言い難いですが、ボロ負けは避けられています。

Intelとの差を詰めるために各ファウンダリが鼻息荒く14/16nm FinFETの早期投入を明言しているようですが、これらを見るとどうやらそう易々とはいかなさそうです。
TSMCの16nm FinFETの本格量産体制が整うのが再来年という情報もあり、相当手こずってズルズルと遅れて行きそうな気がします。

ところで、FuturemarkのPC Mark for Androidの正式版が出たようです。
端末の標準性能指標として、3D Markよりも常用する処理でのベンチマークが多いので、より参考になります。
iOS版も可能なら出して欲しいですね。
  1. URL |
  2. 2014/12/06(土) 22:19:28 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

>GMSさん
やっぱり20nmの問題が大きいのですか。
リーク電流が減らないとなると厄介ですね。
というか、抑えられないと20nmのメリットは28nmよりもサイズが小さいだけになってしまいますね。
プロセスの進化による熱や消費電力の削減には一切貢献しないどころか、28nmよりも熱を発して
バッテリー食いなんて可能性も無きにしも非ず・・・。
そこまで行くなら無理やり28nmで通して14/16nmのFinFETが立ち上がってくるのを待った方が
マシとかになってしまう可能性も有りますね。
そうなると結局インテルの独り勝ち状態になってしまいそうな・・・。

TSMCは下手にアップルと手を組んだために20nm以降のラインの整備が遅れたような気も
私はしているのですよね。力をそこに注ぎ過ぎたのかも・・・とか。
実際に大事なのは20nmではなく、その後のFinFETの世代のほうなんだから、そちらの立ち上げに
もっと注力すべきで、Aプロセッサを製造している余裕なんて無かったのでは・・・と思うのですけど。

PC Mark for Androidが出ていたのですか。
スレッド処理がどうなっているのか、興味が有りますね。
  1. URL |
  2. 2014/12/07(日) 00:49:01 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

私が書いたのは、20nmにしたことによって悪くなったのではなく、28nm→20nmにシュリンクすることによって減るはずだった電力が想定ほど減らなかったのではないかという点です。
Snapdragon810のスペックを28nmで作ったら、今の20nmよりも更に悪くなるでしょう。
したがって、20nmにしたことによって悪くなったのではなく、シュリンクしたことによって余裕が出るはずのTDP枠をいっぱいに使う豪勢なスペックにしたら、思ったよりもTDPが下がらなくて失敗こいたというところだと思いますよ。

>無理やり28nmで通して14/16nmのFinFETが立ち上がってくるのを待った方が
マシとかになってしまう可能性も有りますね。
→SAMSUNGとGFがこの方針ですね。苦労して20nmを立ち上げても今やIntelの枯れた22nmと同世代にしかならない上、FinFETではないので、いっそのこと一気に14nm FinFETに行ってしまえということで必死にやっていますが、どうなることやら・・・

>スレッド処理がどうなっているのか、興味が有りますね。
ベンチマーク実行中のCPUクロックとリソースモニタ、温度がグラフになって出てくるので、良い意味でびっくりしました。
手持ちの機器(Snapdragon800)で実行したところ、リソースを使い切っているわけではないようでした。
クロックも1GHzを超えたのは数回しかありませんでした。
スペックが低ければ、もっとクロックとリソースが上がるのかもしれません。
とはいえ、Webブラウジングやビデオ再生、文書作成、写真編集といった常用することが多い処理で測定しますので、簡易ベンチマークのように数字は出るが実用途での効果がイマイチよく分からないベンチマークよりも有効だとは思います。
  1. URL |
  2. 2014/12/07(日) 09:41:17 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

>GMSさん
さすがに20nmの方が悪くなったとか、そこまでは思ってませんよ(汗;

>手持ちの機器(Snapdragon800)で実行したところ、リソースを使い切っているわけではないようでした。
>クロックも1GHzを超えたのは数回しかありませんでした。
これはどうも高速なCPUでは不利な設計になっていますね。
どうもTDPに余裕が無い、雑な設計の高性能プロセッサに有利に働きそうな気がします。
余裕のない設計のプロセッサでの二回目三回目の計測にもばらつきが出にくい反面、
そういうプロセッサを性能ゴリゴリで使うゲームとかだと全く参考にならない数値が出てしまいそうですね。

下手をすると8コア等、極端に多コア化されたプロセッサほど遊ぶコアが出てしまう恐れが有り、
少数コアのコア当りの性能が高いプロセッサほど有利になってしまう可能性も有りますね。
iPhoneがまさにそれなんですが、もしこの仕様のままiPhoneに移植されたらいい数字を叩き出す事になるかも?

ベンチで1GHzにもそれほど乗らないような負荷しか発生しないベンチプログラムはちょっと設計に問題が
有ると私は思うのですけど、どうなんでしょうかね・・・。

確かにGMSさんの仰るように日頃の操作感を知るにはちょうどいい負荷かも知れませんけど、
そらくそういう用途だとベンチでの違いを実際の操作で感じる事が出来ない程の負荷だと思うので、
あんまりベンチの違いも意味がないように思うのですけど。
  1. URL |
  2. 2014/12/08(月) 02:46:48 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

IntelのFab

Q様は、いっその事、TSMCからIntelのFabへくらがえしたらおもろいのに…とかおもったり…

810とかを移植するとアレだけども、その次を14nmか20nm(FinFET)でとか…

Intelは自社製品だけじゃFabの生産予定がうまらないとか…
  1. URL |
  2. 2014/12/09(火) 07:07:03 |
  3. 姫 #Qgp/yXvw
  4. [ 編集]

>そういうプロセッサを性能ゴリゴリで使うゲームとかだと全く参考にならない数値が出てしまいそうですね。
たぶんゲームにおける測定は3D Mark使ってね、と割り切っているのだと思います。
でも、PC Mark Professionalは測定項目が格段に増えますので、無料版はこんなもんでいいだろうという事なのかも?

>下手をすると8コア等、極端に多コア化されたプロセッサほど遊ぶコアが出てしまう恐れが有り、
>少数コアのコア当りの性能が高いプロセッサほど有利になってしまう可能性も有りますね。
ところが、速いプロセッサはそれなりにスコアが伸びているのがこれまた謎です。いや、当たり前か(汗)
リソース消費率とクロックが同調していない様子も見られるので、もしかするとクロック測定の方がおかしいのかもしれません(私のグラフの見方がが間違っているだけかもしれませんが)。

モバイルの場合はビデオのエンコードのような重い処理はハードウェアエンコーダーでやってしまうので、CPUを使う処理で多用するものとして項目を選んだのかもしれませんが、ストレージの測定とメモリアクセススピード測定くらいは無料版にも実装して欲しかったですね。
  1. URL |
  2. 2014/12/09(火) 07:07:29 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

姫さん
私も常々そう思っているのですが、どうも本格的にファウンダリ事業を始めるのはもう少し先のようで、しかもスマートフォン用は受けるがタブレット用は受けないという限定的なものでした。
自社製品とバッティングさせたくないというのは分かりますが、スマートフォン用のSoCをタブレットにも搭載するというのは多々あり、どこまで本気で受けるのかは不明です。
  1. URL |
  2. 2014/12/09(火) 07:17:11 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

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