Android 5.0 Lollipop移行から、Wev ViewはOSから切り離されてGooglePlayによって
アップデートできるように改変されるとの事。
Google、AndroidのWebViewコンポーネントをAndroid 5.0(Lollipop)でOSから切り離す、Google Playストア経由でアップデートを提供へ ~ juggly.cn
Android アプリのアクティビティとして WEB のコンテンツを表示できる「WebView」の Android 向けコンポーネントが Android 5.0 (Lollipop)でシステムから切り離され、Google Play ストア経由でアップデートされるよう実装方法が変更されました。
Android 4.4 (KitKat)までの WebView コンポーネントは OS 組み込み型だったので、バグの修正や機能追加は OS 自体のアップデートが必要でした。Android 5.0 (Lollipop)では「Android System WebView」としてアプリ化され、個別に Google Play ストアで提供されるようになりました。
今までのWeb ViewはAndroid System WebViewとして切り離され、GooglePlayで提供される
ようになります。なのでもしウェブ関係でセキュリティーホールが見つかってもAndriod OSは
アップデートしなくてもGooglePlayからすぐに穴を塞いだものが提供されるようになります。
WebViewとはブラウザ等が持っている機能をそっくりそのままOS側から提供する機能で、
アプリ内にちょっとしたブラウザ機能を実現したり、場合によっては新たなブラウザを作る
場合にも利用されています。
今まではHTML関連やJavaScript等にセキュリティーホールが見つかって、それを
Googleが修正してもメーカーの対応速度も対応内容もばらばらで、すぐに全部の端末に
パッチを行き渡らせることは不可能に近い状態でした。
Googleはそれをどうにかしたかったのだと思います。
GooglePlayで配布できるようになれば、自動アップデートにしてある人には寝ている間
等の知らない間にもアップデートされたりしますし、大半の人はアップデートのリリースを
知ったら無条件に入れてくれます。効果は非常に高いと思います。
今まではこの手のアップデートは機種数とOSの種類が少ないアップルの方が
セキュリティーパッチの配布に関しては有利な状況でしたが、今回のGoogleの
変更で、Android 5.0 LollipopからはAndroidの方がかなり強力になりそうです。
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- 2014/10/28(火) 19:45:24|
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