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鈴の音情報局blog

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Snapdragon 810の出荷は2015年初頭で徐々に近づいてきた、色々考えているとアップルAプロセッサのアンバランスさが目立つ

次期モバイルSoCの本命「Snapdragon 810」のデモ動画が公開【VIDEO】 ~ リンゲルブルーメン
Qualcommは9月18~19日に開いた年次開発者カンファレンスで、次期モバイルプロセッサ「Snapdragon 810」のデモ動画を公開しました。
Snapdragon 810は今年4月に発表されたクアルコムの次世代プロセッサ。その一つのMSM8994は、Cortex-A57とCortex-A53のそれぞれ4コアずつを組み合わせたbig.LITTELEオクタコア構成。HMPモードで8コア同時駆動が可能な他、64bit処理にも対応しています。

Android L時代の本命プロセッサになると目されるSnapdragon 810ですが、ハイエンドの
構成ではCortex-A57とA53を4コアづつ搭載したbig.LITTELEオクタコアの構成となります。

アップルがA7プロセッサを出して以来、本格的な64bitの時代が始まったわけですが、
あのタイミングはまだまだ32bitの時代。熟成された32bitプロセッサに慌てて出した
64bitでは実際の性能的には太刀打ちできませんでした。

それはやはり1.3GHzと低いクロックのせいで、高クロック化と多コア化が進む32bit勢と
演算競争をして勝てる訳が有りません。唯一勝てたのはARMv8アーキテクチャの命令に
入っていた暗号化関連の命令だけ。

しかしAndroid Lと同時にこちらも64bit化され、ARMv8アーキテクチャが使われるように
なります。勿論熟成された32bitプロセッサよりも遥かに高性能なものが計画されている
わけで、A7⇒A8へは微々たる性能アップしかなかったので、Android Lの時代には
性能では一気に突き放される事になりそうです。

A7では演算などでは既にベンチなどではSnapdragon 801や805に勝てない事が判明
しており、大して性能が上がっていないA8も805辺りにはどうやっても勝てないでしょう。
恐らく801にも勝てないと思います。

ましてや一気にオクタコア64bitの810なんて出てくると、手の付けようがない程の差に
なっていくと考えています。

何故ここ迄一気に差が付くような事態になったかというと、あんなタイミングでA7を
出されたら、各プロセッサメーカーが「自社64bitプロセッサが発売される時は確実に
Aプロセッサの上を行く」事が約束されるような設計にするはずです。

私は回路規模から考えるとARMv8アーキテクチャのオクタコアを現実的なダイサイズに
シュリンクできるのかが心配では有ります。しかしアップルにとってバッドタイミングなのは
これからFinFETが本格的に立ち上がる時期に突入し、一気にプロセスロールが微細化
していきます。


プロセッサメーカー各社はこの製造プロセスの微細化のタイミングを待っていたのです。
アップルのように慌てて28nmや20nmで64bitプロセッサを製造した所で、中途半端な
性能になってしまいます。


後注)
何をどう勘違いしていたのかFinFETはもっと遅くなる模様。
Snapdragon 810は20nmで出てくる事になっています。
以降それを前提におかしな部分は読み替えてください。



なので各メーカーは見合った回路規模で済む32bitで性能を磨いていたわけです。
A8は出た瞬間から既に有るプロセッサには演算性能で勝てず、来春にはさらに
微細化された64bitプロセッサががんがんと製造され、二度と追いつけない性能まで
離されてしまいます。

私はアップルは余計な回路を抱き込んだ64bit化は自らに足枷を嵌めた行為だと
考えています。見合わない回路規模を抱き込んで、64bit化を急いでもバグだらけの
OSが出来上がっただけした。

じっくり安定させ、しかも回路規模が製造プロセスと見合ってから出すAndroid勢と
比べると、バランスの妙だったはずのiPhoneが慌てて出したA7プロセッサを見ても
アンバランスの塊でしかなかった事が分かります。

Snapdragon 810が16nmで出てくるのか、14nmで出てくるのか分かりませんが、
ダイサイズと発熱、消費電力でどの程度の物が出てくるのか興味が有ります。

初めはA57とA53が2x2の物しか出てこないかも知れませんが、A57コアが
出てくるだけでも大きく性能アップが期待できます。

楽しみに待ちたいと思います。

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  1. 2014/09/22(月) 19:58:03|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
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コメント

Snapdragon810は20nmのようですよ。
https://www.qualcomm.com/products/snapdragon/processors/810

リリースのタイミングは今年末~来年頭なので、FinFETで製品を出すのはちょっと無理があると思います。
TSMCなら16nm FinFET、SAMSUNG/GFなら14nm FinFETですが、いくらIntelとの差を詰めるために急いでいるとはいえ、それまでに安定させるのは厳しいのではないでしょうか。

それにしてもSnapdragon810に比べると、A8は貧弱に見えますねぇ・・・
「デスクトップクラス」なんてどの口が言っているんだか。
ただ、CPUはA7と大して変わってないようですが、GPUは6クラスタにした分、順当に性能アップしているようです。

Snapdragon810はSAMSUNGの中途半端8コアと違ってちゃんとHMPモード。
メモリインターフェースもかなり凄い事になっていますし、期待を裏切りませんね。
nVidiaのTegra K1と共にA8をぶっちぎってもらいましょう。
Exynos5が今更非HMPなのは別の意味で驚きましたが。
  1. URL |
  2. 2014/09/22(月) 21:26:54 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

S810は一応20nmということになってますね。
https://www.qualcomm.com/products/snapdragon/processors/810

16nmというかFinFETは来年後半になるかな?

A8はTSMCの20nmであることがchipworksの解析で明らかになりました。
初期ウェハのかなりの部分を買い占めたようです。
他のチップメーカーにとってはまあ迷惑な話ですなー。
Appleが来年のA9プロセッサでサムスン、TSMCのどっちのFinFETにいくかが他メーカーにとっては重要なとこですね。
後藤氏のこの記事も参考になります。
http://m.pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20140918_667216.html
  1. URL |
  2. 2014/09/22(月) 21:35:46 |
  3. str #jhPwIOYQ
  4. [ 編集]

管理人さんの話だと、S810は回路規模と製造プロセスが見合ってないSoCということになっちゃいますね
  1. URL |
  2. 2014/09/23(火) 15:53:46 |
  3. リリック #-
  4. [ 編集]

これは失礼しました、指摘有難うございます。
何を勘違いしていたのか、Snapdragon 810はあとで20nmと気付きました。

8コアでHMPモードもきちんと対応となると、発熱的にも消費電力的にもダイ面積的にもかなりヤバいプロセッサになりそうですね。
思うにスマホで使うには無理そうで・・・タブレット向け?
となると、現実解はSnapdragon 808という事になりますが、これってメモリバスがLPDDR3-1866(32x2) 14.9 GB/sで
Snapdragon 805のLPDDR3-1600(32x4) 25.6 GB/sと比べるとメモリバスがちょっとプアなんですよね。
Snapdragon 809って作って、LPDDR4-3200(32x2) 25.6 GB/sのが有ればいいのですけど・・・。
  1. URL |
  2. 2014/09/23(火) 17:53:58 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

スペック厨

ワザワザアーキテクチャライセンス買ってまでやってる意味を考えず、OSの違いも考慮せず、上辺だけの情報で書かれていて哀れです。
  1. URL |
  2. 2014/09/23(火) 22:59:42 |
  3. 通りすがり #-
  4. [ 編集]

>通りすがりさん
うわべだけの情報とはどの部分の事を指しているのでしょう?
基本的に私はスペック部分しか見ておらず、他人の意見がこの記事に介在している部分は全くありません。
どちらかというと、私の独自見解を他のライターさんが参考にされている事も有たりして似たような意見をよそで見かける事は有りますが。
それと「ワザワザアーキテクチャライセンス買ってまでやってる意味」というやつを参考までに聞かせて頂けたら幸いです。
どんな意味が有るのか非常に興味が有りますので是非是非よろしくお願いいたします。
  1. URL |
  2. 2014/09/23(火) 23:54:36 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

>通りすがりさん
SnapdragonもQualcommがARMから「わざわざアーキテクチャライセンスを購入して」開発したSoCなのですが…
  1. URL |
  2. 2014/09/24(水) 00:25:19 |
  3. タツ #-
  4. [ 編集]

鈴さん

この2つの記事
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20121031_569691.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130604_602106.html
を参考にSnapdragon810のCPUコアのダイサイズを推測すると、Cortex A53は同プロセスならばCortex A9の40%強ということから、クアッドCortex A53はシングルCortex A15の75%前後になります。
その事から4×Cortex A57+4×Cortex A53のbig.littleをイメージとしてとらえると、nVidiaの4+1と同じような感じかと思います。

高負荷時に全開で動かすとかなりの発熱と消費電力になるでしょうが、little側の消費電力は相当小さそうですので、20nmで出すのであれば、8コアだからといってそう心配するほど高消費電力&発熱になることはなさそうな気がします。
28nmのクアッドKrait450相当くらいで済むのでは?
  1. URL |
  2. 2014/09/24(水) 19:29:14 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

>GMSさん
恐ろしく質の高い記事の紹介有難うございます。
その両記事からのダイサイズの推測さすがです。
20nmだとダイサイズも発熱量も現実的なライン・・・って所という事ですか。
幸いにも端末の大型化も相まって、熱を逃がしやすくなっていますし、
Snapdragon 810も「有り」ってことでしょうかね。
あとはTMSCのHPMプロセスの出来次第って所でしょうか。
  1. URL |
  2. 2014/09/28(日) 02:39:12 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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