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鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
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ソフトバンクの端末

ソフトバンクの端末を中古(白ロム)で買うと突然使えなくなることが有る。
今それでところどころで大騒ぎになっている。

それは割賦金で購入したユーザーがソフトバンクをやめる時に割賦代金を踏み倒し、
中古屋さんに売り抜けした端末だった場合にそうなる可能性が有る。

いまこれが巷では騒がれている。
端末は回線契約をして割賦の契約をした地点でお客のものである。
この地点での端末の所有権をどうみるかでこの後の解釈が大きく変わる。

契約自体は端末の所有が移動していなくて所有権が支払い完了までソフトバンクに留保される
という契約ならその端末をソフトバンクがどう処理してもいいと思う。今のように勝手に売りに
出すことも出来なくなるし売りに出されてその端末が使えなくても「うちの所有物を勝手に買った
あなたに使わせる義務はない」と突っぱねることも出来るはずです。

しかしそうではない。
売り切り制度が出来て以来端末は売り切りが基本になっている。まあでも売り切り制度のまま
この所有権留保制度を導入することは不可能でもないのかもしれないが。
ソフトバンクならやってくれそうな気がする。(期待感をこめてわざと記事として書いてみるテスト)

割賦が残った端末を売り捌いても端末に対して債務がついて回ることはない。
あくまで債務者は踏み倒した人です。
ソフトバンクは踏み倒した人に債務履行を求める以外に手はないと思います。

中古業者は善意の第三者にあたると思われます。
割賦の完済の有無にはかかわっていない。
また端末購入時に債務ごと買い取ったわけではありません。
ですので元の持ち主の手を離れても端末に債務がついて回ることはありません。
勿論その中古・白ロム端末を手にした人のところまでついて回るなんてのはおかしなことです。
ですので中古・白ロムで購入した端末は使えないのはあってはならないことだと思います。

しかしソフトバンクは端末内のIMEIというUSIMとは関係のない端末固有の番号で接続を
禁止してしまっています。そうなるとどんなUSIMを入れてもその端末は使えません。

やってもOKなのは不払いのUSIMを禁止する程度ではないでしょうか。
しかしそういう人は既に他のキャリアへ移動してしまっていますからほとんどの場合
意味を成しません。だから手っ取り早く端末自体を禁止するのです。

勿論ソフトバンク的には不払い以外にも中古・白ロム業者を根絶させたいという裏の理由も有る
でしょう。使えなくなることがあるという噂が流れるだけで業者へのイメージが著しく低下します。
それを狙った置きゴマ的処置も含んでいるでしょう。

しかしドコモはSIMが入っていなくてもワンセグが見れるようになり、電話帳やメールも自由に
見ることが出来る。完全に売り切りで個人の所有物として認めている。ソフトバンクはUSIMが
入っていないと電話帳すら見ることが出来ないのは完全に個人の所有物と認めていないという
スタンスなのか?このあたりキャリア同士でも解釈が異なり、携帯端末の所有権に対する
線引きが曖昧だ。これはSIMフリーに向けて業界を挙げてコンセンサスをとるべき部分だろう。


白ロム市場はキャリアにとっては新品端末市場を食い荒らすので余り流行ってほしくないもの
では有るが、しかし無ければ無いで水濡れや壊れたので次の新機種までのつなぎ端末の
都合など、ユーザー側からすればそのキャリアの利便性のひとつのバロメーターでもある。
キャリア側からしても害ばかりではない。

ただそれと上手にお付き合いできるキャリアと出来ないキャリアが有るということだ。
ドコモは共存を選び、ソフトバンクは非共存の道を選んだ。

パソコンも自動車も、成熟した市場というものは必ず中古市場というものが存在し、成立している。
携帯市場も二台目・三台目と使い分けが有ってもいいのだし、すぐにリサイクルに出すのも
それなりの金額を払ったものだから躊躇してしまう。データをバックアップできてもいざ壊れた
時の予備機を誰だって手元に残しておきたいと思うもの。中古で捌ける口が確立されたのなら
新機種ももっと気軽に買ってみようという層も現れるかもしれない。新しい市場をキャリアが
育ててもいい頃かも知れない。

例えばドコモショップが機種交換時に旧機種を下取りして値引きに割り当てる等が考えられる。
ドコモショップで中古機種を扱え切れないのなら中古機種の為のショップを例えばドコモ
リサイクルセンター(仮称)等と銘打ってキャリア主導で白ロム・中古を積極的に利益を出せる
ような形態に展開してもいいかも知れない。中古・白ロム=胡散臭いというところから脱却
してみると新しいものが見えてくる。トヨタだって日産だって中古車を販売している。
5万するなら立派な財産だと思うのだが。例え100円にでもなれば旧機種を資源回収
しやすくなるし達成度の低い呼びかけよりは実績が上がるのではないかと思う。
買い替え下取りなら500円保障とかいいんじゃないかな。

手元財産の流動化を考えればもっと中古・白ロム業者が認められた立場で有ってもおかしく
ないと思う。回線と端末はもっと分離して考えられてもいいと思うのだが如何なものだろう。
SIM化した割にはまだまだ国内ではそれが認められたものになっていないように思う。
関連記事
  1. 2009/04/01(水) 21:25:16|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

ドコモは最近ごく短期の機種変更の端末価格も1年以上の場合の価格と同じになりました。料金と端末の完全分離にまた近づいたようです。考えれば差がついていた今までがおかしかったってだけなんですけどね。
  1. URL |
  2. 2009/04/01(水) 21:42:07 |
  3. ender #x9c5GV3o
  4. [ 編集]

今回の件について、法律的にどうなのかちょっと考えてみました。
問題となっている端末は①スパボで売ったけど、踏み倒された携帯と、②店から盗まれた携帯の2種類だと思います。

特に数が多いであろう①の踏み倒し携帯の所有権がどうなっているのかについて、
まず、SBMのスパボ購入時の個品割賦購入約款によると、2条に「購入者に商品が引渡された時に所有権が移転するものとします。」とあります。
即ち、携帯を受け取った時点で、割賦未完済でも所有権は購入者に移ります。
したがって、購入者が中古ショップで売りさばいてしまえば、所有権は中古ショップに移転し、さらにそこで購入した第三者に移転します。
ちなみにスパボの支払いは最初の購入者とSBMの間の契約であり、中古ショップ、第三者には移転しません。

もっとも代金踏み倒しにより、SBMが割賦契約を解除して携帯の所有権を取戻したとも考えられますが、
携帯の所有権がSBMにあるとしても、中古ショップから普通に購入したのであれば、
即時取得(民法192条)によって購入者が所有権を取得します(SBMは所有権を失います)。
したがって、SBMは電波を止める権利がないはずです。

百歩譲って、①の携帯が②の携帯と同様、盗品扱いとなると、所有者であるSBMは、購入者に対して携帯の返還を請求できますが(民法193条)、
購入者が中古ショップから買ったのであれば、SBMが購入者に対価を支払う必要があります(民法194条)。
したがって、SBMとしては購入代金返却して携帯を回収するか所有権放棄を放棄して電波停止措置を解除するしか選択肢はありません。

SBMが所有権をどうとらえているのか不明ですが、電波を停止して携帯を使えなくしているところから考えると、
スパボ踏み倒し携帯については、盗品、かつ所有権はSBMにあると考えているのではないでしょうか。

いずれにしろ購入者が所有権をSBMに主張すれば、SBMは購入代金の返却か、電波停止措置の解除しか選択肢はないと思います。
もっともSBMショップや157で苦情をいっても、適当にあしらわれそうなので、
裁判で所有権と使用権の確認請求にあわせて損害賠償請求をすればいいと思います。
被害者人数もかなりいるようなので、大規模訴訟になれば、裁判費用負担も抑えれるし、泣き寝入りしなくてすみます。
あるいは小額訴訟を使えば、個人でも簡単にできます。

ドコモはこの権利関係をクリアーできず、裁判になったら負け筋とわかっているので、SBMみたいな強行手段に出ないと思われます。
一方、SBMのチャレンジ精神は健在ですね。 今年も何かやってくれそうな期待感抱かせてくれます。





  1. URL |
  2. 2009/04/02(木) 00:20:48 |
  3. dell #-
  4. [ 編集]

>enderさん
なんとまあグッドタイミングな情報でしょう、驚きました。
SIMフリーへ向けての階段を徐々に上っていってますね。

>dellさん
法律に詳しい方の詳しい解説有難うございました。
非常に参考になりました。
特に所有権がどの辺りで移動するかなどが検証されていて為になりました。
買った瞬間に所有権が移行するのは修理などの費用を負担をしなくてもいいように
そうしているんでしょうね。今回は完全に裏目に出ていますけれども。
大筋において私の書いていたことは間違ってなかったみたいでほっとしています。
  1. URL |
  2. 2009/04/02(木) 01:36:21 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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