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鈴の音情報局blog

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FOMAの帯域を取らないドコモ

FOMAは割り当てられた周波数をほぼ使い切っている。100万人/MHzを優に超える程の
すし詰め状態で、普通なら新しい帯域を請求していてもおかしくないはずだ。

しかしドコモは新しい帯域を増やすことでの解決はせず、極端なマイクロセルで混雑部分の
解消をしている。これは非常にコストがかかる方法で大いにマイナス面もある。
しかし端末側は何の改変も行なわずに基地局の立て方だけで解決できる方法なのである意味
スマートな解決法だ。他社からすればそれを行えるだけの体力があることが羨ましいだろう。

ドコモは3G/3.5Gにはこれ以上は帯域を割り当てず、3.9GのLTEに帯域を割り当てて、
都市部の混雑部をそちらへの移行させるつもりだ。その為に有効利用の域を超えた
すし詰め状態で現在のFOMAの運用を続けている。

以前、FOMAが始まる直前のmovaは物凄い混雑で、ハーフレートと言って一つの電波を
二人で半分づつ分けあって使ってしのいでいた。勿論通話の音声は聞けたものではなかった。
現在のFOMAはmovaのその時期に相当する。movaと同じことが起きるなら通話も通信も
混雑していて使い物にならないはずである。

しかし意外とそうでもない。輻輳らしい輻輳はほぼ報告が無く、通信速度の計測では次々
最高速の更新が行なわれ、未だに最高速の更新がある。本来の帯域幅でのキャパなんてとっくに
超えているはずなんだけど、運用次第ではまだまだ詰めることができる余地が有ったということか。
先入観にとらわれない冷静な対応で割り当てられた帯域を有効に利用しているいい例だと思う。

後から追われて投資するのではなく、必要な時にFOMAにしっかり投資してそれをユーザーに
使い切ってもらってから次世代への移行のレールを作っていくやりかは大正解だと思う。
これはmova終わりからFOMA初期の苦い経験が生きているのだろう。普通ならこれからは
もう斜陽規格ということで投資を止めてしまうだろう。

ドコモには最近までPHS、1.5MHz PDCがあり、その上に800MHz PDCが有る。FOMAと併せると
4つの通信方式を運用していたことになる。いくらそれらの整備を終えていたとは言え、
メンテナンスはしないわけにはいかずタダで運用が出来ていたわけではない。

今はその半分が無くなり、残るは大型旧規格のmovaだけ。これだけでもそれなりにコストダウンも
できつつ有るだろう。一つの規格を終了すればインフラから課金まで全てのセットが開放される。
ユーザー数の多い少ないではなく、運用しているだけで一通り最低限のシステムが必要になる。
それが二つも無くなったのはドコモからすれば清々したことだろう。

それらのコストが必要無くなったのはドコモにとってはプラスになる。それらのメンテに回っていた
マンパワーは全てFOMAとmovaに注ぎ込める。来年に入る頃にはそれらの人材やお金はLTEの
整備に徐々にシフトしていくだろう。FOMAの整備はそれまで今のペースが続くのではないかと思う。

すぐに移る予定の無い人であってもドコモがLTEを開始することは非常に意味のあることだ。
東京~大阪間に在来線しかないところに新幹線を作るようなものである。新幹線が出来れば
長距離移動のお客は新幹線に移り在来線にその分空席が出来る。在来線だけに乗る
お客だって同じ金額を払うなら空いていて座れた方がいいに決まっている。

世界の次世代に対する情勢はまだ及び腰だ。だけども国内のキャリアは溢れそうなトラフィックを
眺めながら待った無しの状態でLTEを導入しようとしている。
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  1. 2009/03/24(火) 20:20:52|
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