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鈴の音情報局blog

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アップルA7プロセッサのベンチマーク、AArch64と32の比較

iPhone 5cのA6プロセッサは最大1.25GHz、メモリ容量は1GB仕様 ~ Macお宝鑑定団
Appleの新型iPhone「iPhone 5c」で「Geekbench 3」を起動してみると「ARM @ 1.25GHz」と表示されます。
L1キャッシュサイズは32KB、L2キャッシュサイズは1MB、メモリは1GBで、iPhone 5と同じとなっています。

A7プロセッサの仕様がどうやら出てきたようですね。
世界中で一斉に報道されているようです。

CPU ARM 1.25GHz(Apple A7)
RAM 1016MB

海外のサイトでは1000MBとなっているパターンも有りますが、まあだいたいの所、
ARM 64bitアーキテクチャ、RAM 1GB、1.3GHzって所で正解ですね。

ちなみにL1キャッシュ、L2キャッシュ共に64KB。

The iPhone 5s Review ~ Anandtech

ベンチマークは下記を参照お願いします。
The iPhone 5s Review - CPU Performance ~ Anandtech
The iPhone 5s Review - GPU Performance ~ Anandtech

では速度のその要素を検証します。
Apple A7 - AArch64 vs. AArch32 Performance Comparison
 32-bit A3264-bit A64% Advantage
AES91.5 MB/s846.2 MB/s825%
AES MT180.2 MB/s1640.0 MB/s810%
Twofish59.9 MB/s55.6 MB/s-8%
Twofish MT119.1 MB/s110.2 MB/s-8%
SHA1138.0 MB/s477.3 MB/s245%
SHA1 MT275.7 MB/s948.9 MB/s244%
SHA286.1 MB/s102.2 MB/s18%
SHA2 MT171.3 MB/s203.7 MB/s18%
BZip2 Compress4.36 MB/s4.52 MB/s3%
BZip2 Compress MT8.57 MB/s8.86 MB/s3%
BZip2 Decompress5.94 MB/s7.56 MB/s27%
BZip2 Decompress MT11.7 MB/s15.0 MB/s28%
JPEG Compress15.5 MPixels/s16.8 MPixels/s8%
JPEG Compress MT30.8 MPixels/s33.3 MPixels/s8%
JPEG Decompress36.0 MPixels/s40.3 MPixels/s11%
JPEG Decompress MT71.3 MPixels/s78.1 MPixels/s9%
PNG Compress0.84 MPixels/s1.14 MPixels/s35%
PNG Compress MT1.67 MPixels/s2.26 MPixels/s35%
PNG Decompress13.9 MPixels/s15.2 MPixels/s9%
PNG Decompress MT27.4 MPixels/s29.8 MPixels/s8%
Sobel59.3 MPixels/s58.0 MPixels/s-3%
Sobel MT116.6 MPixels/s114.6 MPixels/s-2%
Lua1.25 MB/s1.33 MB/s6%
Lua MT2.47 MB/s2.49 MB/s0%
Dijkstra5.35 MPairs/s4.05 MPairs/s-25%
Dijkstra MT9.67 MPairs/s7.26 MPairs/s-25%

要素ごとに見ると極端に高速化したものが有る反面、速度が落ちている所も見られます。

速度落ちをした所が私が昨日の記事で指摘した64bit化によるオーバーヘッド
増えた分による速度落ちと思われます。極端に速度が速い部分が64bit化による高速化か、
それとも64bit化とは関係のない部分の高速化かは判別できません。

このベンチ結果だけからは以上の分析は不可能ですが、64bit化によるオーバーヘッド
らしきものが見えたので私的には満足しています。
関連記事
  1. 2013/09/18(水) 20:26:29|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<Xperia Z2のスペックが流出?─5.2インチ画面、3GB RAMを搭載か | ホーム | ドコモはiPhoneを売りたがっていない?意外なディスプレイの謎>>

コメント

armv8にはAESやSHAの暗号化支援命令が定義されているので極度に性能向上している箇所はその影響だと思います。
これらはファイルシステム暗号化などOSの各所で縦横に使用されるはずですから、全体的なパフォーマンス向上に貢献してくれるのではないかと。
  1. URL |
  2. 2013/09/26(木) 18:38:37 |
  3. にきょう #-
  4. [ 編集]

>にきょうさん
成る程、最近のスマホのOSの動作を前提としたウイークポイントに
ターゲティングした命令セットにARMv8がなっているという事ですか。

という事は無理に64bitにするよりもARMv7+みたいな形で、
32bitの低コストというメリットを生かしたまま高速化した命令
アーキテクチャを出すという事も考えられるのですが、
こういった形でARMv8を登場させたという事は、64bit化しても
さして高速にならないことを知っていたARMが、64bit化したから
高速化したように見せかける為に考え出した技なのかも知れませんね。
  1. URL |
  2. 2013/09/29(日) 11:37:17 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

こんな面白い記事が出ていました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131105_622195.html

OoOで走らせると性能が下がるなんてちょっと信じ難い事実ですね。
  1. URL |
  2. 2013/11/06(水) 00:22:09 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

今さらながらですが

A6と比較するとA7は確かに性能上がってますが、A6Xと比べるとどうなんでしょう?
どうやらA7のメモリは64bit幅のDDR3-1600らしいので、A6Xよりスペックダウンしています。
A6Xの実性能は128bit幅DDR2-1066に支えられていたところが大きかったと思われますので、比較データがあれば見てみたいですね。
できれば3D MarkのようにCPU・GPU両方同時に全開でブン回すようなベンチで。
128bit幅は不要と判断されたのか、はたまたA7の開発費用を早く回収するためにA7で統一したのか、電力の問題か。
確かにCPU・GPUの性能からすると、演算性能自体はiPadでもA7で十分だとは思いますが、A7Xを用意しなかった意図は如何に?
もしくは実性能向上のために広帯域メモリを搭載するのはジョブズのポリシーだったんでしょうか?
こんなところ大半のユーザーは見ませんからね。
  1. URL |
  2. 2013/11/13(水) 09:46:39 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

>GMSさん
3DMarkの記事はいつかネタに使おうと思って、ずっと保存したままほったらかしになっていました。
これ見て、早く消化しなくては・・・と思い返してみたり(;´∀`)

A6にしてもA5にしてもXのシリーズはiPad向けで、大きな画像を扱うのでデータバスを太くしないと
もっさりになってしまうのでXシリーズはデータバス幅が命だったのでしょうね。
それでCPUの性能が低くてもしゃきしゃきとiPadが動いていたのだと思います。
A7はクロックの高さでバス幅の狭さをカバーしようとしていますけど、追いついてないですよね。
計算能力だけ上がって、一番重要なバス幅がこれでは、実際の利用環境ではSoCの総合性能的には
下がっていると考えられます。

想像なんですが、A7が64bitに抑えられたのは、恐らくコストとの兼ね合いなんじゃないかなと。
128bitでバスを引き回すとどうしてもダイ面積が大きくなってしまいます。
同じウエハから取れるA7チップの個数が減ってしまうので、コストが跳ね上がります。
iPad程度の個数ならまだ大丈夫だったのでしょうが、iPhoneと共通に使うものに128bit幅での
設計は考えられなかったという事じゃないでしょうか。
この辺りの拘りの衰退は、みなジョブズが居なくなった効果のように思います。
ここから推測するとA5XやA6Xはジョブズの拘りの成果と言ってもいいのかも知れませんね。
  1. URL |
  2. 2013/11/14(木) 00:51:06 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

やっぱりお金絡みですかね・・・
パフォーマンスアップを図るときにメモリを広帯域化するのは当たり前のことで、コアの演算性能だけ上げてメモリ帯域を削るなんていうのは今まで聞いたことがありません。
A7はA6の後継であって、iPhone/iPadのSoCを共通にしたから結果的にメモリ帯域が削られることになった、と言われればそれまでですが。

偶然にもAtomZ3770がA6Xと同じメモリ帯域だったのですが、3D MarkのGraphics ScoreがGPUの演算性能の割にえらく高いので、やっぱりメモリ帯域の影響かな?と思ったりもします。
PCでも買ったばかりのノートPCのメモリを2枚挿しにしてデュアルチャンネル構成にすれば一気にパフォーマンスが上がるのは有名ですし。

さまざまな状況を想定してFuturemarkあたりがPC MarkのARM版とかを作ってくれないかなぁ?と思います。
Geekbenchあたりがモバイル用ベンチとしてよく登場するのですが、スコア表を見ると、Windowsで言えばCrystal Markのように単に演算性能だけを測るようなベンチに見えるのです(中身はよく分からないので、的外れだったらスイマセン)。
それではシステム全体としてのアプリケーション実行性能を測っているとは言えないので、より実使用に近い性能を測るベンチソフトがARM版でも出て欲しいと思うのです。
  1. URL |
  2. 2013/11/14(木) 12:58:02 |
  3. GMS #3XH2/Kw.
  4. [ 編集]

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