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鈴の音情報局blog

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FirefoxOSは廉価マシン向け…Androidから載せ替えるメリットはそれ程多くはない

10億人向けに1万円スマホ オープンOSで激安に
ジャーナリスト 石川 温

 世界のスマートフォン(スマホ)市場で、「第3のOS(基本ソフト)」を巡る争いが激しくなっている。市場を二分する米アップルの「iPhone」と米グーグルの「Android」搭載機に続く第三極の位置を狙う動きで、中でも「Firefox(ファイアフォックス)」ブラウザで有名な米モジラ財団が開発する「ファイアフォックスOS」は、携帯電話を扱う世界中の事業者(キャリア)やメーカーから高い関心を集めている。

Firefox OSは廉価マシン向けで、
>米国と英国のイーベイで79.99米ドル(約7800円)
>あるいは59.99英ポンド(約9000円)という
>1万円を切る低価格で販売している。
このような安価な端末でも十分動く。

現在発売されている所ではZTE Openでおおよそのスペックは以下の通り。

ZTE Open
・CPU Snapdragon MSM7225A(1.0 GHz Cortex-A5)
・RAM 256MB
・ROM 512MB
・320x480 , 3.5インチ
・(参考価格 $79)

Alcatel One Touch Fire
・CPU Snapdragon MSM7225A(1.0 GHz Cortex-A5)
・RAM 256MB , 160 MB(VRAM?)
・ROM 512MB
・320x480 , 3.5インチ
・(参考価格 $79)

MSM7225A 800MHz(Cortex-A5)は、Androidだと例えばこんな端末に使われています。
 LG Optimus L5 Android 4.0 , 512MB/4GB 320x480 , 4.0 (参考価格 $134)
 Sony Xperia miro Android 4.0 , 512MB/4GB 320x480 , 3.5 (参考価格 $199)
 Sony Xperia tipo Android 4.0 , 512MB/2.9GB 320x480 , 3.2 (参考価格 $126)
 Huawei Ascend Y210D Android 2.3.6 , 512MB/512B 320x480 , 3.5 (参考価格 $79)

SoCを限らなければ安価な端末はバラエティー豊富に有りますね。
 Alcatel Glory 2T OT4005D Android 2.3.6 , 256MB/512MB 320x480 , 3.5 (参考価格 $69)
 1 GHz Processor / GSM - 900, 1800
 
 Karbonn A1+ Android 2.3 , 256MB/Free165MB(512MB?) 320x480 , 3.5 (参考価格 $58)
 Spreadtrum SP6820A Cortex A5 1.0GHz / GSM - 900, 1800, 1900

 Karbonn Smart A26 Android 4.1.2 , 512MB/4GB 480x854 , 5.0 (参考価格 $97)
 1GHz, Dual Core / GSM - 900, 1800

 Lava Iris 402 Android 4.2 , 256MB/512MB 480x800 , 4.0 (参考価格 $82)
 1.2GHz, Dual Core / GSM - 900, 1800; UMTS - 2100

 Lava Iris 458q Android v4.2 , 512MB/4GBB 480x854 , 4.5 (参考価格 $127)
 1.2GHz, Quad Core / GSM - 900, 1800; UMTS - 2100

 LG Optimus L5 II E450 Android 4.0 , 512MB/4GB 480x800 , 4.0 IPS (参考価格 $166)
 MT6575 Cortex-A9 (ARMv7) 1.0GHz / GSM - 850, 900, 1800, 1900; UMTS - 2100

こんなのほんのひとかけらです。
インドだけでも探せばもう数えきれないぐらいの地元企業や海外企業の端末が
沢山あります。しかもAndroid 4.1.2なんかの端末も既に多数出ています。
探せばPanasonic P51なんてのも見つけました。
MT6589 Cortex-A7 QuadCore 1.2GHz Android v4.2(Jelly Bean)という端末です。
日本の要らないアプリゴテ盛じゃ成立しないバランスですよね。


私なりに価格を調べて見たのですが、主にインドの通販サイトのflipkart.comで
実勢価格を調べてみたのが後ろにつけた参考価格です。
ルピーじゃわかりにくいのでGoogle様でそのままドル変換しました。

色々調べてみたところ、MSM7225A等クアルコムのCPUを搭載している端末は
全体的に高いです。やはり安価な端末はMediaTekのSoCを積んでいる可能性が高いですね。
海外の端末はきちんと必要な取捨選択が出来ているのでこういった割り切りは
はっきりしています。使いたいのは自分に合ったアプリですからね。

日本のキャリアにお仕着せられた不要なアプリで端末をわざわざ遅くして、
CPUを不必要にぶん回して、やっとまともな速度が得られるという発熱・高エネ
仕様では有りません。本当に羨ましい限りです。(特にドコモの端末は高エネ)


更に追っていくと、インドの地元企業のKarbonn Mobilesというメーカーのものが有ります。
こちらは5.0インチのディスプレイでAndroid 4.1.2を搭載、480x854のディスプレイを
搭載していて1GHzながらもデュアルコアCPUを搭載していて$97ドルなんですよね。
ただしモバイル回線がGSM 900, 1800のみという罠は有ります。
試に日本で買ってみてもWiFiでしか使えませんが・・・。
しかしインド国内では十分使えるでしょう。

しかも超ローエンド帯にしては贅沢な仕様です。
更にKarbonn A1+等はAndroid 2.3ながらも58ドルです。
もう超ローコスト端末です。
端末の仕様が恐らくRAM 256MB/FlashROM 512MBと思われますので、
そのままAndroid OSでもFirefox OSでも載せればもう超安価仕様の端末の出来上がりです。
ハード的には3ボタン仕様か1ボタン仕様かの違いがあるのでファームだけ焼き直せば
終わりという訳でもないのですが、基盤はそのままで、側だけ填めなおせば中身は
使いまわすというハードの開発も可能になると思われます。


Firefox OSが安価な端末向けという触れこみでそういう宣伝をされていますが、
しかしながら100ドル以下のAndroid端末は探せば山ほどあり、シングルコアだけ
でなく、デュアルコアの端末まで存在したことから、単純にローコスト端末が
何もかもAndroidで差し替えられるという事にもならなさそうに思います。

既にこういったメーカーがJellyBean 4.1のAndroid OSを搭載した端末を安価に
出してしまっているので、安価にFirefox OSの端末を出そうとしても既に
その席には先客がいるよって事になります。

見てきたようにAndroid端末でも同価格帯の端末は作ろうと思えば作れるのです。
ではFirefox OSのメリットは何か。
同じハードウエアリソース上ならばAndroid OSよりも軽く動作するであろうと
思われることです。

とりあえず参考動画を二つほど。

Hands-on with Firefox OS: Alcatel OneTouch Fire and ZTE Open | Engadget


Alcatel One Touch Fire z FireFox OS - nowy król telefonów za 1zł!


確かにMSM7225A 1GHzという事を考えればスムーズな動きのようにも思えます。


とりあえずインド地元企業のKarbonnの端末のレビューも載せておきます。
karbonn A26 unboxing and review

なんだかんだ言って100ドル以下の安価デュアルコアSoC端末だというのに結構使えますね。
全体的にスムーズに動いています。
動画で見るとサムスン Galaxy S4のパクリ端末ということがより分かりやすいですねw
色々と調べる程に、iPhoneよりもサムスンのパクリ端末の方が多いという事が判明しました。
中国とインドではサムスンの端末が超Coolという扱いなのでしょうか・・・。

ちなみにこのKarbonn Smart A26という端末、まだ出て1ヶ月ほどの最近出た端末の
ようで、詳細なレビュー自体が少なく、SoC等を調べてもわからずじまいでした。

動画を見ているとみな最新端末だという事で、なかなかホットになってレビューして
いるという感じが伝わってきました。



あまり興味ないと思いますが、Karbonn A1+のレビュー動画も念の為。
Karbonn A1+ unboxing and review



私が調べてみて分かった事は、インドや中国国内では、特にインド国内では日本では
知られていない有力なスマートホンを作れる企業が育っているなという事が実感できました。

私が見た限りではKarbonn、Micromax辺りが一番手グループ、Lava、Videocon、Intex辺りが
二番手グループ、Maxx、Salora、iBallとか下位グループはもう裾野が広すぎて把握できません。

まあでもローエンドはAndroid 2.3端末が50ドル前後から、上はAndroid 4.1/4.2を
搭載してHD画質の画面を搭載して200ドルぐらいまで。これがインド国内メーカーの
相場のようです。インド国産の80ドル以下の端末がこの通販サイトだけで50台以上
有るのですから、既に安価な端末のどれだけ過当競争が繰り広げられているのか
良くわかると思います。

この状況を見て、今更ローエンド向けの新たなOSが切望されているとは私には思えません。
可能性が有るとすれば同じスペックで相当サクサクと動く端末でしょう。
ざっくり動画を見たレベルでは、Firefox OSの方がより低スペックではサクサク
動いているようにも思えるのですが、だからといって、日本の端末とは違って
余計なものが入っていないインドのAndroid OS端末だって、それなりに動いている
ようにも見え、結局互角に近いようにも思えます。

それにAndroidは仮想環境で動いているOSとは言っても、Firefox OSもアプリは
HTML5(CSSとJavaScriptも含む)で書かれるもので、Hello Worldのサンプルソース
とか見ると頭痛がしてしまいます。

アプリ独特のお作法や書き方が有るのかと思ったら、余りにもホームページ
そのままの状態で、これってFirefox OSやそれ対応の専ブラじゃなくても
動くじゃないかと、漏れなく突っ込みを入れたくなるような代物で驚きました。
もしもTIZENも同じものだったとすると、全く同じアプリが完全共用できる
事になるのですが・・・はてさて。

で、ここからが私の思う所なのですが、所詮HTML5で書くわけで、CSSやJavaScript
のテキストをリアルタイムで解釈をしながら実行されるわけです。いくら仮想マシンの
Dalvikを介しているから思いのどうのと言った所で、所詮アプリがテキストベースで
表記されたインタプリタで実行されるFirefox OSのアプリは、そもそもローエンドな
端末で軽快な訳がないと思います。とりあえずUIはAndroidと違って軽快に出来る
程度の話なら理解できるのですが、アプリの動作までというと厳しいように思います。


そういう意味ではアプリベースの話になると、ローエンド端末はAndroidと同レベル
以上の動きは逆に厳しいように思います。

アプリも含んでフルC/C++で書けるならともかく、アプリを高級言語とすら
言えないスクリプトレベルで表記するものが軽快に動くわけはないですよね。
簡単なものならともかく、ちょっとでも込み入ったものを書こうとすると、
すごく重くなりそうに思います。

つまりはそれなりのアプリを動かそうと思ったら、それなりのスペックの端末が
要るよってことになりそうに思います。

結局上記のインド国内で売られている1.0GHz~1.2GHz Dual Coreレベルのものがいる
ようになるって事じゃないですかね、それなりのアプリまで使おうと考えた場合は。
そうなると100ドル以内の端末レベルまで端末のレベルを上げる必要が有り、
結局Android端末と端末代がほぼ変わらない価格帯のものしか選べなくなるんじゃ
ないかなって思うんですよね。

そんな状況だとAndroid端末に対してのアドバンテージって何が有るのか、今一つ
ピンときません。とりあえず目新しいから使ってみたい・・・ぐらいしか今の所
理由が見いだせないように思います。アプリもまだ全然ですしね。


アプリ環境に関して、この辺りとかいい参考になると思います。

Firefox OSのアプリ開発は思ったより簡単?~関東Firefox OS勉強会レポート ~ AtmarkIT
3、Firefox OSでLINEは作れるか?
4、Firefox OS App Dev


ここまで、とりあえず今わかっている事から、現状のAndroid OSと
Firefox OSを比べてみて感じたことです。

Android OSが動いているほとんどの端末にFirefox OSを載せる事は特に難しい
事ではないと思います。少なくともメーカー内での開発においては。
なのでAndoroid端末を出ししてるメーカーはいつでもFirefox OSの端末を
出すことが可能です。ハードボタンを一つ備えたガワを作る必要はありますが。

既に端末を持っているメーカーは、基本的には開発費を大してかけずに、
かなり安価にFirefox OS端末を出すことが可能です。どうもそういう選択を
するメーカーが少なく、何故か端末を一から興こしている所が多いように
感じますけど。しかしユーザーレベルでは既存のAndroid端末にリビルドして
いる人も幾らかいますので、私の言っている事は間違ってないと思います。

あとはメーカーがどんな選択をし、ユーザーがどんな選択をするかでしょう。
少なくとも今Android端末がもっているメリットをどうにかして超えないと
おもちゃで終わる可能性もないとは言えません。50ドルの端末でもAndroidは
動いているのですから。
関連記事
  1. 2013/08/25(日) 07:29:07|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<【Android】未使用だった一部の開発者オプションを試してみた | ホーム | 9月末までに生産される新型iPhoneは1360万台の計画>>

コメント

(これは言い過ぎかもしれませんが)、クルマで言うならバラストでも積んでいるようなものですね。
およそ形が見えるものならそんな商売はまかり通らないと思うのですが、よく考えたら雑誌でもやたらと広告ばかりのものもありましたね。

Firefox OSやTIZENがあれもこれもと肥大化してしまわないこと願いたいです。
  1. URL |
  2. 2013/08/25(日) 08:57:49 |
  3. 田舎モバイラー #SFo5/nok
  4. [ 編集]

ドコモは国際MMSローミングしてるのに国内では、spモード縛りとか訳判らない事してますからね。mopera使えるは無し方向で(笑)
まあfirefoxOSは今のところauが手を挙げてますから。端末は安くして(三万以下、ローカライズしても25000円前後で出せると思うんですが)欲しいところです。
フラッグシップで定価が7万円前後を割賦販売はキャリアの都合(特にSBから)をユーザーに押し付けてますから、なんとかして欲しいですよね。
  1. URL |
  2. 2013/08/25(日) 14:08:37 |
  3. カガミ #-
  4. [ 編集]

>田舎モバイラーさん
確かに、常に不要なものでトランク満載で燃費の悪い車そのもののようなもんですよね。
予想ではFirefox OSは軽い状態を維持すると思いますが、
TIZENは悪名高いドコモが絡んでますから、日本で発売する分は今からゴミ化決定のような・・・(;・∀・)

>カガミさん
やっぱりその安価ラインはFirefox OSになるんですかね?
私はXperia arcでも余計な海外版のLT18iのROMを入れて動かすとサクサクなんですよね。
シングルコア1GHzのMSM8255でもAndroid 4.0ICSが十二分に動くんですよね。
それでもイメージ的にはFirefox OSなんかなぁ・・・。

そのレベルだと今の技術で作ると端末価格的には十分3万円は切れそうに思うのですけどね。
  1. URL |
  2. 2013/08/27(火) 01:54:24 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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