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鈴の音情報局blog

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未開の携帯バンドの為に行った日本人研究者が米国の由緒ある賞を受賞

金沢工業大学 奥村善久名誉教授
全米工学アカデミー「チャールズ・スターク・ドレイパー賞」を受賞


現金沢大学名誉教授である奥村善久氏は 元日本電信電話公社 移動無線研究室長時代に
自動車電話・携帯電話に利用できる帯域の研究を行い、それが今現在の携帯業界の
発展に貢献したという事で、全米工学アカデミーが表彰する「チャールズ・スターク・
ドレイパー賞を、2月19日(米国時間)に受賞されました。
この賞の受賞は、日本人研究者として初めての快挙とのこと。

>特に、電波伝搬特性の解明においては、VHF帯からUHF帯までの広い周波数帯の電波を用いた
>屋外送受信実験を各種環境で繰り返し行い、実験データを基にして、1~100kmの範囲での
>受信電界強度曲線とサービスエリアを推定する手法を、1968年に確立されました。奥村氏が
>発表された電界強度曲線は有用性が高く評価され、国際電気通信連合(ITU)の国際無線
>通信諮問委員会(CCIR)勧告として採用されるとともに、「奥村カーブ」と呼ばれ、
>世界の様々な移動無線システムの構築に実用的に使用されています。例えば、現在の
>携帯電話システムにおける無線回線設計では、奥村カーブを基礎とする伝搬推定式が
>活用されており、また、奥村氏が導入した屋外実験データの分析手法が、エリア品質調査、
>エリア品質最適化の多くの場面で日常的に活用されています。

NTT時代のこうした地道な研究の成果が、今の時代、携帯電話のエリア構築の常識として利用
されているという事です。

例えばこの研究成果の結果、第一世代の携帯電話であるアナログ電話・自動車電話が800MHz帯で
サービスイン。ここで初めて800MHz帯が移動電話のスタンダードとして確立された事になります。
そうしてそれが第二世代のデジタル電話へち引き継がれ、3G・4Gへと転用されていきました。

今日本だけでなく、800MHz付近が世界で利用されているのはたまたまそこが飛んだからとか
そういう事ではなく、「奥村カーブ」が存在し、その裏付けの元に利用されるようになった
という事ですね。


勿論この奥村カーブの知らない層でもこの辺りの周波数帯が有用であることは国内でも
良く知られています。以前は「プラスエリア」という言葉として。
最近では「プラチナバンド」という言葉として。

NTTが未開の携帯バンドの為に行った研究が今こうして広く花咲いています。
関連記事
  1. 2013/02/22(金) 19:33:58|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<もう泥沼。「またか」諦めの境地、不具合OSのiOS6.1.2騒動(追記) | ホーム | 韓国国定高校教科書が竹島を日本領と証明していた>>

コメント

何かと損悪徳とその信者どもに悪口を言われる旧電電公社ですが、公社時代の研究開発はすごかったんですよ。
豊富な資金と優秀な人材により、国内の電気通信分他の研究の中心でした。また、知らない方も多いですが、
特許取得件数なども実は国内では群を抜く存在だったのです。もっとも、そういった体制が、今でも見られる歪さ
(最近ではガラスマと呼ばれる商品群がそうですね)を生んだことは否めません。
  1. URL |
  2. 2013/02/22(金) 23:55:56 |
  3. 普段はROM専門 #mQop/nM.
  4. [ 編集]

>普段はROM専門さん
旧電電公社って研究すごかったって聞きますもんね。
詳細とかは全く知りませんでしたが、このニュースでその一端を垣間見た気がしました。
  1. URL |
  2. 2013/02/23(土) 03:14:48 |
  3. 鈴 #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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