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鈴の音情報局blog

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お財布機能もクラウドの時代がいずれ来る?

Suica非対応では… 「電子マネーシール for iPhone 4」
http://d.hatena.ne.jp/aquila2664/20101229


上の記事でiPhone4向けの電子マネーシールのことについて色々と考察されている。

この記事とは直接関係ない話なのですが、読んでいてふと思ったこと。
実は以前から気になっていたことなのですが、お財布機能の将来像の一つについて。

お財布機能はICカードの通信インターフェイスによって中のデータの秘匿性を守る技術が確立された
からこそ可能になったものだ。それまでは磁気ストライプを用いていた。

磁気ストライプだとリーダ・ライタで簡単に書き換えることが出来る。
「門番」にあたるものがいなくて外部から磁気ストライプに直接アクセスできるからだ。

ICカードは違う。
リーダ・ライタは入り口の門番に「このIDのデータを読みたい」「このIDのデータをこう書き換えたい」など
ICカードの門番に対してお願いをする。その読み出し・書き換え法には一定のルールがある。

その条件が満たせて初めてアクセス権があるだけの話。
それ以外にも厳密なルールが山のようにあります。
非保護領域はIDを知っていれば誰でもアクセスできる。
しかし保護領域は部外者はアクセスできない。
なので金額などに関わる情報はこの保護領域に保存されている。

ICカードの種類が多い事はチャージのフラグメントが起きるので好ましくないことですが、
同じEdyでも何枚も有ればそれもフラグメントの原因となります。

これを解決するには金額の保存をクラウドにしてサーバに保存するようにするしか有りません。
ICカードの安全性はもう保障されていますから保護領域にサーバにアクセスする為の情報を持ち、
高速になった通信がサーバーとのやり取りをスムーズに行う。

多数の店舗や改札からリアルタイムに行うにはまだまだ重い処理なのかもしれないが、
サーバ側の都合がつけば後は高速無線ネットワークの広がりがそれをバックアップする。

昔に戻ってDebitカードが便利になっただけのような乗りだが、カードの信頼性が
向上したのでパスワードの入力を省くことが出来る。たったそれだけで利便性が限りなく向上する。
実用化が出来るかどうかは混雑時のコンビニや自動改札で現実的なレスポンスが得られるかどうかだ。

クラウドにするもう一つのメリットはもしICカードを無くしても再発行でチャージしたものが
手元に戻ってくることだ。

例えば今既に有る電子マネーをこっそりと徐々にクラウド化してしまうことも原理的には可能です。
ICカード形状のものは再発行時にこっそりと入れ替えられるし、携帯の場合はそれこそアプリを実行
してもらうか、可能なら端末にかざした瞬間に書き換えればいい。かざして入れ替え可能なら
カード形状のものも書き換えて対応することも出来る可能性がある。私の勝手な想像だが。

この記事を書こうと思っていたら偶然先の記事のコメント欄でこのことについての話題が出た。
確かに端末と捌かれる決済の数を考えるとまだまだ非現実的な手法かもしれない。
ただ実現されれば便利さは相当向上するのも現実だ。
一つのアイデアとして暖めておくのは悪い選択ではないと思う。
関連記事
  1. 2011/01/06(木) 19:25:58|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ICカードのセキュリティについて、解説ありがとうございます。
ICカードの残金情報を読み取る装置がキングジムから売られているので、簡単に読み出せるイメージがあったのですが...(もちろん書き込みはそう簡単にはできないと信じてます)
http://www.kingjim.co.jp/relet/

記事の内容からして、カードは単に識別番号の保持に徹して、取引処理(チャージ金額の増減)はセンターにて処理と理解しました。東京のような怒涛の取引数が発生すると通信回線もセンターのサーバも追いつかない知れません。
(参考ですが、Wikipediaによれば自動改札機の処理時間は 磁気券で0.7秒 だそうです。)

ちなみにnanacoだと紛失しても新しいカードに残高とポイントの情報を引き継げます。情報はセンターが持っていて、カードには参考としてこれらの情報が記録されているだけと考えられます。ちなみにnanacoモバイルについてはアプリで確認だそうです。
その代わりカードを作る時と、紛失後の手続きが面倒です。
  1. URL |
  2. 2011/01/07(金) 20:49:17 |
  3. たなべ #ud2sLFoI
  4. [ 編集]

>たなべさん
実例の情報ありがとうございます。
私の記事はあくまでフェリカレベルの話で、実際のICカード内のアプリの情報については結構無知です。
ですのでnanacoがポイント情報をサーバ側に持ってそっちを利用している事などは知りませんでした。
何故そうなっているのかというと、フェリカレベルで定義されていることは単純に保護領域と非保護領域の
メモリ容量へのアクセス法のみで、その中をどう使うかはICカードの利用アプリ側(Edy,Suica,nanaco等)
の自由だからです。なのでICカード毎に仕様が完全にばらばらなのです。
そういうことなので例えばそのKINGJIMのソフトのようなことをしようとすると各ICカード毎の仕様を
調べる必要が有ります。そんなわけで自由に開放されているフェリカの仕様のおかげでほぼどんなもの
でも乗せることができるわけですが、部外者がその中を覗き見ようとした場合非常に大変なことになります。
(しかし「対応電子マネー」の項を見る限り、汎用ソフトっぽいので残高については何らかの定義があるのかも)

恐らくそのソフトで簡単に残高が見られるということは、非保護領域に書き込まれているのかも知れません。
保護領域は鉄壁のガードだと聞いているので・・・ww

この辺りの知識は自動改札のプログラムをやっていた元部下に秘守義務に引っかからないレベルで聞いた
話なので、私の理解が追いついてない部分や勘違いが大量に含まれている可能性があります。
(知らない部分を勝手に脳みそが補完している可能性も・・・汗;)
  1. URL |
  2. 2011/01/07(金) 23:26:16 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

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