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鈴の音情報局blog

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昨日のHSUPAの記事の補足?フォロー?

昨日ドコモのHSUPA5.7Mbpsの上りに関する記事を書いたが補足というか、フォローを書いておきたい。

何の裏づけも無いのですが、私がこの記事を書くに当たって色んな所から取材をしていた過程で得られた
情報を混ぜ合わせるとこんな所じゃないかという憶測なのですが。


HSUPAネットワークを整備するにあたり必要な事は基地局の改修ですが、基本的には新しい基地局の設備
ならばソフト書き換えだけで対応するのではないかと思われる。

しかしそれでHSUPAが稼動しても今までと同じ接続性が保障されるわけではない。
なのでHSUPAはHSDPAとはまた別にそれなりの調整が必要になる。
二つのネットワークとして別々の設計となり、上り下りを両立させる為の調整が必要なのです。
ドコモはこの調整にやたらと拘っていたようです。

ドコモはネットワーク品質の確保の為、出力やアンテナのチルト角の細かな調整をしてエリア全体の
品質を確保していますが、HSUPAの品質の為にアンテナを動かすと折角問題なく接続の確保できている
HSDPA側に影響が出る可能性が高い。

更に今後整備されるLTEも同じアンテナを共用して使うのではないかと予想される。
そうなると3方式を満足させる調整をしなくてはならなくなり、それで面エリアを完成させるのは
至難の技と言える。

なのでドコモは3Gの下りであるHSDPAと将来の担い手であるLTEを優先することとし、HSUPAは全体の
品質を確保する為には邪魔な存在になりそうなので諦める事にしたのではないかと私は考えている。

恐らく全体を見渡してみてHSUPAを諦めるのが一番コストが低かったのだろう。
HSUPAの気難しさはドコモ以外のキャリアからの情報によりもたらされた。
実は上りのエリアマップを各キャリアで比較しながらどこがHSUPAを一番早く広げるかという予測記事を
書こうと情報を集めていた時偶もたらされた情報だ。

そこでHSUPAはHSDPAとは別設計で行っている事を知った。
一つのアンテナで上り下りを別設計で満足させるわけだからHSUPAの伸びはかなり鈍いものになると
その時悟ったのです。この取材は恐らく一年前ぐらいの事です。(有りました、2009/09/30(水)の記事でした。)


その後私は各キャリアのHSUPAの伸びを調べていましたが予想通り伸びは遅かったですが、その中でも
ドコモの伸びは遅いなんてもんじゃない。半年ぐらい完全に止まっていると認識したので私は昨日の
記事を書きました。

そしてその背景としてLTEの設計を優先する計画なんじゃないかなと思ったわけです。
しかしユーザーからすればそんな都合関係ないよという気持ちもあり、ちょっと考えてみる必要が
有るよねという思いもあってそれを記事にしたのですが、ドコモがHSUPAを止めている事情を
伝えないままというのもどうかと思うので蛇足記事を追加してみました。

HSUPAを止めている理由が品質有線とはなんともドコモらしいな・・・と私は思っています。
いや、これら全ては私の憶測なんですけどね。


さて上記のことが正解だとしたら・・・。
そう、今HSUPAを広げているキャリアは後にLTEで苦しむ事になります。
アンテナを3Gと共用で済ませる予定だとしたらという条件付ですが。

一つのアンテナで3つの方式を満足させるなんて実際は不可能で、最大公約数的にどの方式にとっても
中途半端にマシな所で調整を取っていくことになります。当然その方法ではドコモ品質は出せません。


ではなぜHSDPAとHSUPAはばらばらに調整する必要が有るのでしょうか。
さすがに事の理屈までは私も理解しているわけではなく説明は出来ません。
ただ言えるのは3Gというのは元々384Kbpsの低速な規格なのですが、そこにMbps単位の建て増しを
繰り返し、その建て増しが上りと下りでばらばらに行われてきた事が原因となっています。

もちろんFDDなので上りと下りの周波数が違うことも原因の一つだと思います。
しかしそれだけで説明がつかないほど設計がシビアなのがHSUPAなのです。

昨日の記事で地方や山間部にはHSUPAの1.4Mbpsだけでもいいから・・・云々と書いたのは基地局が
疎な地域ならこの3つの方式の調整も都市部よりはましだろうということ。

そもそもLTEが長きに渡って整備されない地域になる可能性が大きいのだからこの3つの調整で
苦しむのは相当後の話しで、その頃には3Gの重要度はかなり落ちているだろうからLTE優先で
エリアを作っても問題になりにくいのではないだろうかという考えも有ったりします。

全てはドコモのLTE設置計画次第なんですが。

しつこいですが最後にも書いておきます。
この記事の内容は完全に私の憶測です。
関連記事
  1. 2010/10/21(木) 19:45:06|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<ドコモポイントシステム改定 | ホーム | HSUPAに関連した追記>>

コメント

なんか…引っかかるんだよねぇ…

>恐らく全体を見渡してみてHSUPAを諦めるのが一番コストが低かったのだろう。
>HSUPAの気難しさはドコモ以外のキャリアからの情報によりもたらされた。

>しかしそれだけで説明がつかないほど設計がシビアなのがHSUPAなのです。

この記事の本編にコメントした様に、元々移動体通信用の通信方式なのだから、上りが苦手なのは当然で、苦手ということは労力もコストもかかるということは自明の理。
そもそもHSUPAなど「こういう事も出来ますよ」レベルの規格でしょう。
その証拠にUPA1.4Mbpsからまともに技術革新が起きていない。
そもそも仕様として苦手なことを何故やらせようとするのか、そしてその事を鈴さんがある程度分かっていて何故そうも言うのか、どうしても理解に苦しむ所があります。
(これについては「追記」の方でもう少しコメントしようと思います)


>しかしユーザーからすればそんな都合関係ないよという気持ち

よくキャリアの都合に対してこれが言われることがあるんですが、
これはユーザー側のエゴであり、そもそも関係ある話なので誤った認識です。
ユーザーはキャリアの使用する電波を利用してサービスを受けています。
つまり、キャリアの都合の上に立ったサービスを提供されている訳です。
キャリアの都合が悪ければまともなサービスは提供出来ませんし、サービスを提供が至上命題ですから、提供出来ませんでは済まされませんので、結局出来る所からやるしかありません。
それに対してユーザー側が「関係ない」というのであれば、提供側は「お引き取り下さい」としか言いようがありません。
提供側の都合の上に立ったサービスを利用しているユーザー側が、提供側の都合を無視してそれ以上を求めるのであれば、ユーザーを辞めて貰うしかありません。
極端な話、ファミレスに行って本格フランス料理を出せと言っていることと同じです。
サーバーとユーザーは同列です。客が「お客様は神様なんだろ」と言うのは只の我が儘です。

そして、電波は国民のものですから、いい加減な品質のもの(=無駄)に使う訳にはいきません。無理矢理行えば下手をすれば他に影響を与える可能性さえあります。
ソフトバンクならいざ知らず、普通ならそんなことが出来る訳がありません。ましてやドコモです。
ドコモらしいというより当然の(というより致し方のない)ことかと。
  1. URL |
  2. 2010/10/22(金) 05:18:46 |
  3. 通りがかりの置きみやげ #HSDP1/G.
  4. [ 編集]

そう言えば書き忘れていました。

HSUPA5.8Mbpsについての参考資料として、いつもの様に暇?人さんが書いた記事を貼っておきます。
因みにこれは09年4月の記事であることを前置きしておきます。
http://www.phs-mobile.com/?p=526

一言で言うと5.8Mbpsはカタログ用のお飾りハリボテ規格ということの様ですが、はたして今は技術が進んでいるのでしょうか。
  1. URL |
  2. 2010/10/25(月) 01:30:14 |
  3. 通りがかりの置きみやげ #HSDP1/G.
  4. [ 編集]

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