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鈴の音情報局blog

携帯関連の将来や最新の技術情報や業界の行く末などを適当に綴るblogです。 内容の信憑性は?余り信じない方がいいと思います。
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低域 UHF 450~470 MHz

以前の記事でも一部取り上げた事は有るが、低域UHFの450~470MHzは3G/4Gで利用する
新たな周波数としてITUのWRC-07で決められた。

>ITU 2007年世界無線通信会議(WRC-07)の結果を受け、日本で3Gと4G向けに新たに割り当てる
>周波数帯に関する考えを明らかにした。

日本では今の所この周波数帯は携帯サービス向けには考えられてはいないが山岳地帯の割合が多く、
見通しが取りにくい日本ではこの周波数帯域は活用すべきではないかと思う。
勿論アンテナやRF部の対応しやすさにもよるが。

速度は1.5GHz帯以上で、都市部の穴埋めと地方のカバーは700MHz/900MHzで、山岳地帯等の
カバー困難地域は450~470MHz帯でカバーすることが出来ないだろうかという考え。

ここは速度帯域ではなく出来る限り通信を確立する為の帯域で、TDDでもいいと思う。
仮にTDDにしてガードバンドを取ると恐らく10MHz幅を取るのがやっとだろう。
10MHz幅×1でドコモだけに割り当てるか、5MHz幅×2でKDDIも割り当てるか。

とにかくこの帯域を割り当てられた所は救難向けの通信設備としての用途まで義務付ければいいと思う。
移動基地局車も含めてそれらの条件を満たすキャリアだけに割り当て、当該周波数の帯域を持つキャリアに
対してのみという方法で法的な縛りを課せば公平になるだろう。
NTT法に代わる縛り方の一つとしてアイデアの提示をしてみる。
通信速度は10Mbpsも出なくていい。もっと遅くてもいいからとにかく飛びと接続性を最優先で。

技術的にはどういう困難があるのかはわからないが、MIMOは波長的に厳しいと思うので諦める
方向ですればいいのではないだろうか。ここまで波長が長いと他にも予想外の問題が有るかもしれない。


私はこの帯域はTDDで10MHz幅を一つだけを取り、ドコモに割り当てればいいのではないかと考える。
そして光の道を否定し、NTTが計画しているの光網への補完的帯域とする事を提言してみる。
機器の開発は帯域を持つドコモが責任を持ち、NTTがMVNOとなって借りればいい。

私はこの方式を仮にリーチLTEと呼ぶことにする。
リーチLTEで光網の敷設しにくい地域をカバーし光敷設だけに頼る無駄を排除し、低コストで
素早い展開が可能な通信方式の確立を目指すべきだと考えてみた。


ドコモに700MHzを多い目に割り当て、それとこの450MHz帯を補完に使えばより安く、より素早く
山岳地帯等、将来的にもブロードバンドが引けない地帯に素早く引く事が可能になると思う。
また更に最高1~2Mbps程度の今の通信用より低速でエコな基地局を作り、それを人が住まない
山岳地帯等のカバーの為に電波を発射する用の基地局も作るといいと思う。
こういうものは出来ればソーラーのみで運用可能だとベストだがそれは難しいだろうか。
しかし燃料電池とセットで稼動できれば十分だろう。

450MHz帯は(勿論700/900MHz帯にもそういうオプションやアクティブな両対応が有ってもいい)
ADSLでいうリーチADSL的な役割を持った帯域として開発をすすめ、大セル運用が可能な帯域として
低速且つ輻輳対策用にも使えるようにすればそれなりに需要があるかもしれない。
大都市部では使わない事を前提とした開き直りをすれば色んなアイデアが出てきそうに思う。

日本にはこんなタイプの基地局が有れば有利だと思える場所は沢山ある。
更に世界にもこんな帯域が喜ばれそうな場所は沢山有ると思う。
どんな国でも速度よりもカバレッジが優先されるところはまだまだ多い。
電源問題まで含めて解決すれば途上国のGSMを置き換えることも可能になるのではないか。

LTEのオプションとしてこんな450MHz帯を準備する事はLTEの利用を促進する手段として、
海外の基地局・端末ベンダーに対して非常に大きなアドバンテージを有する事になると思う。

低コストで大きなカバー、最低限の速度。
GSMから3Gを介せずにいきなりリーチLTEを採用するキャリアも出てくるかもしれない。
今世界に無く必要とされそうなものを作れば必ず引き合いは見込めるだろう。
GSMを置き換えるつもりで開発してもらいたいと思う。

私としては以前ネタ的だがここに来ている方にもアイデア出しをしてもらったタフネス携帯と融合して
作ってもらえればなお嬉しい。現在の山岳等の遭難の救助は無線の方が依然力を発揮しているのだが、
携帯がもっと飛ぶようになれば助かる命は絶対増えるはずだ。救助隊が背負える探索用基地局も
作れば遭難者探しは更に容易になるかもしれない。無線機は持っていなくても携帯を持った遭難者は
数多くいるだろう。


苦労してコストをかけて光を引いたり既存携帯網を引く事は大事だが、それだけではいけないと思う。
折角世界的なVHF/UHFの電波再編というもう二度とないような大きなチャンスが目の前に有るのだから
そのチャンスをモノにすることも考えてもいいだろう。

エリクソンや華為(ファーウエイ)も恐らくここには手をつけて無いと思う。
今ならまだ世界にTD-LTEが出ていない以上、リーチ系のLTEでファーウェイを出し抜く事は十二分に考えられる。
基地局一基の価格が高くても、基地局数を減らすことが出来ればランニングコストで十分に勝負が出来る。
そういう切り口で世界に切り込んでいってもいいのではないか。

勿論先に書いたように日本の光の道に対抗する強力な武器にもなる。
ここをLTEで固め、LTE無線固定電話やLTE公衆電話、NTTの色んなサービスも無線で低廉化させることが可能に
なるだろう。発想の転換で孫社長の根拠の無い提言を更に上回る現実を手にすることが出来るかもしれない。
このリーチLTEが実現出来れば光の道の無駄さを明らかにする事が出来る。
メタルを光に置き換えたところでメンテする人件費はケーブルの距離が代わらない以上結局同じだ。
それをリーチLTEは見事に解決できる。

都市部だけに偏った発想をしていてはいけない。光の道は都市部しか知らない人が田舎を想像しながら
考えた非常に穴の多いものだ。実際の地方や田舎の実態を知っていれば根本的に発想を変える必要が
あることが分かるはずだ。

是非450MHzを活用して世界のルーラルを取り、日本のルーラルにも改革をもたらそうではないか。
日本を含めこれが売り込めない国はほぼ無いだろう。
関連記事
  1. 2010/09/06(月) 19:33:55|
  2. 携帯
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<久しぶりにTCAネタ、8月分 | ホーム | FaceTimeでキャリアのサービスを転換する>>

コメント

私は単なるユーザーでありながら「面白いな」と無責任なことを行ってみる。そうなったらおもしろいな、と。
おそらくその使用方法を想定すると、現状ではソフトバンクはその帯域を所得するに値しませんね。技術屋からの返答が期待されます。
最近すずさんのブログの内容にいろいろなところが追従している気がするのですが。やはり気のせいなんでしょうか。これほど携帯電話について考察しているサイトもない気がします
アンチソフトバンクでも、ドコモバンザイでもない一介のユーザーとして、より良いプランが提示されて、あわよくば国際競争力増強をも期待します
  1. URL |
  2. 2010/09/06(月) 21:25:44 |
  3. lot #zmXgS/OI
  4. [ 編集]

現状、過疎地も光にしたほうが返って安く上がると思ってるからそう主張してるだけで
それ以上に良い方法があればSoftBankも大賛成だと思いますよ。
普通に。


個人的には、現在アマチュア無線で使われてる1200MHz帯と430MHz帯もいっしょに使って欲しいと思ってます。
20年前からガラ空きであまり使われてない感じがしますし...。
(使ってる人、ごめんなさい)
  1. URL |
  2. 2010/09/06(月) 21:43:03 |
  3. 通りすがりのSB&Wユーザー #mQop/nM.
  4. [ 編集]

>lotさん
お褒めの言葉(?)有難うございます。
現実は不可能かもしれないけど「こうなったらいいな」って自分の中の理想を書いてみました。
しかしながらTwitterの方で電波環境に詳しいphs_mobileさんにさっくり否定されました。
この帯域に先客がいるかもしれないと思いながらもとりあえずアイデア出しのつもりで
記事にしてみました。そしたら既に多数の割り当てがされており過密地帯だと指摘を受けたのです。
これにめげずこれからも色んなアイデア出しをしてどこかにでも採用してもらえるよう頑張ります。
追従に関しては全くの不明です。偶然かもしれないし実は全部このブログからのパクリかも知れない。
でもその実態はどうでもよく、多くのユーザーがより便利になればいいなと思って日々書いています。

>通りすがりのSB&Wユーザーさん
孫社長は無線系は将来的には帯域が足りなくなり、有線にトラフィックを逃がすための光と言っているので、
こういった無線系の解決法は触手を動かしてこないと思っています。
この話を聞けばもしかしたら乗って来るのかも知れませんが可能性は薄いと思います。
それとアマチュア無線の帯域は世界的に同じバンドを使っているんじゃないですか?
世界的に空バンドであり、且つITUで推奨されなければ完全な日本仕様で終わるので
メーカー的には余り美味しい商売にはならず、帯域が開いたとしてもどこもやりたがらないと思います。
  1. URL |
  2. 2010/09/07(火) 02:23:18 |
  3. #GpEwlVdw
  4. [ 編集]

ドコモが率先してTD-LTEを使うとは個人的に考えにくいですが、大綱にある「ブロードバンド化推進の為の移動体向け周波数の解放」の方針に沿ったものですので、一案としては大いに賛成です。


どこがどう使うかは突っ込んで書くと意見が別れそうですが、敢えて言えばインフラ敷設技術の低いところや移動体として不向きな規格のところ、帯域に余裕のあるところには割り当てないように…個人的願望ですが。
でも消去法じゃなくても公共性重視なら10*2FDDで順当にドコモへ、というのは言い過ぎ?(・∀・)
  1. URL |
  2. 2010/09/07(火) 08:58:59 |
  3. どこも族 #c/PM1KLI
  4. [ 編集]

ちなみに日本で450~470MHzのうち一部が東海道新幹線の列車無線通信(地上⇔列車)に利用されている模様。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080125/292071/
>415.5M~417.5MHzおよび460M~462MHzの合計4MHz幅
  1. URL |
  2. 2010/09/07(火) 10:36:01 |
  3. たなべ #59SCHcr6
  4. [ 編集]

>1200MHz帯と430MHz帯
鈴さん、お察しの通り、上記の周波数帯は、世界各国でアマチュア無線の周波数帯で使用されております。因みにがら空きとSB&Wユーザー氏が言っておりますが、430MHz帯は世界各国何処へ行っても交信で使われておりますが?(日本ではダンプのドライバーさんが主に使用されていていますけど、それだけではありませんね。日本では帯域により細かく通話出来る方式が細かく区分されて居ます。因みに電話と同じ音声による会話はF3E)

450~470MHz帯と言うのは、新幹線の列車無線以外にもタクシー無線の基地局・移動局、都道府県警の中継回線用、防災MCA無線基地局、放送事業者の連絡用基地局・移動局、それに中波放送の番組中継波等の重要無線が使用されている周波数帯です。
 因みに1200MHZ帯もアマチュア無線帯以外にも航空無線DME等に使用されていて、他に使用出来る帯域はありませんな。それでもその周波数帯が某携帯電話会社が使用したいと言うので有れば、上記無線帯域を使用している事業者若しくは国に言うしか有りませんな。それとその各事業者に無線機を納入しているメーカー(三菱や松下通信工業など)に意見を言うしかないでしょうね。最もその費用全額は勿論全額某携帯電話会社で負担して頂きましょう。
  1. URL |
  2. 2010/09/07(火) 19:52:11 |
  3. しるめりあ #CofySn7Q
  4. [ 編集]

>それとアマチュア無線の帯域は世界的に同じバンドを使っているんじゃないですか?
実はそうでもないんですよね。
アマチュア無線が1次業務のバンドを他業務に割り当てたりしています。
144MHz帯は世界的には144~148MHzがアマチュア無線用だったはずなのですが146~148MHzが警察無線と消防無線に割り当てられてます。
2次業務指定の帯域については結構ばらばらじゃないですかね?
  1. URL |
  2. 2010/09/08(水) 06:47:24 |
  3. YASU #eAb5nx9M
  4. [ 編集]

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